牧師の小窓
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牧師の小窓 (94)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その10 浦上天主堂 福江等
1880(明治13)年に、信徒たちは旧庄屋屋敷を買い取って仮天主堂としました。長い弾圧と流配の打撃から生活の再建ももちろん十分でなかったので、1895(明治28)年になってようやく天主堂(教会堂)の建立に着手しました。
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牧師の小窓 (93)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その9 浦上四番崩れ 福江等
1867(慶応3)年、キリシタン信仰を表明した浦上村の村民たちが江戸幕府の指令により、大量に捕縛されて拷問を受けました。江戸幕府のキリスト教禁止政策を引き継いだ明治政府の手によって、村民たちは全員流罪となりました。これがいわゆる「浦上四番崩れ」というものです。
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牧師の小窓 (92)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その8 大浦天主堂 福江等
長崎におけるキリシタン殉教の地である西坂から、私たち一行は長崎市の南山手にある有名な大浦天主堂を訪れました。このカトリックの会堂は1865(元治2)年にフランス人宣教師プティジャン神父やフューレ神父らの尽力によって建立されました。
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牧師の小窓 (91)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その7 日本26聖人殉教の地 福江等
次の日、私たちはいよいよ長崎に入りました。まず、西坂という丘にある日本26聖人殉教の地に参りました。その日は朝から激しい暴風雨で、傘を差すことも困難なほどでした。
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牧師の小窓(90)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その6 雲仙地獄 福江等
私たち一行が最初の1泊を過ごしたのが、島原半島の中央の山地にある雲仙の温泉ホテルでありました。その窓から見えたのが、写真にあります雲仙地獄といわれる場所です。
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牧師の小窓(89)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その5 口之津 福江等
雲仙・長崎キリシタンの旅は島原城、日野江城跡、原城跡と巡ってきて、いよいよ島原半島最南端の港、口之津(くちのつ)に来ました。ここは、時の領主、有馬義直(大村純忠の兄)が1562(永禄5)年にポルトガルとの交易を開始する目的で開港した貿易港でありました。
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牧師の小窓(88)雲仙・長崎 キリシタンの旅・その4 原城跡 福江等
日野江城跡の次に訪れたのは、そこからバスでほんの15分くらい南へ下った島原半島の南端に近い原城跡です。そこが、かの有名な島原の乱(天草島原の乱ともいう)の舞台となった所です。周りを海に囲まれた島のような半島の崎に原城は建てられていました。
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牧師の小窓(87)雲仙・長崎キリシタンの旅・その3 日野江城跡 福江等
私たち一行が島原城の次に訪れたのは、島原半島の南端にあります日野江城跡です。有馬晴信が城主であった1579年、日本にやって来たイエズス会の巡察師バリニャーノの提言によって、ここ有馬と安土にセミナリヨを創立することとなりました。
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牧師の小窓(86)雲仙・長崎キリシタンの旅・その2 島原城 福江等
私たちの一行は13人で長崎新空港に集合してから、まず初めに島原半島の東端にあります島原城を訪ねました。島原半島は「キリシタン王国」と言われるほど、キリシタン文化が花開いた場所でありました。
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牧師の小窓(85)雲仙・長崎キリシタンの旅・その1 福江等
過日、長年の念願であった「雲仙・長崎キリシタンの旅」という研修巡礼の旅に参加してまいりました。遠藤周作の『沈黙』の舞台をこの目で確かめたいという思いがありました。
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牧師の小窓(84)ビリー・グラハム「人生の最終章」その2 福江等
今回はビリー・グラハム師の書かれた「人生の最終章」(Nearing Home: Life’s Final Destination)という文章を2回にわたって拙訳してみます。前回からの続きです。
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牧師の小窓(83)ビリー・グラハム「人生の最終章」 福江等
加齢とともに生きる気力が次第に減退していくことに対して、どう対処すればよいでしょうか。聖書にある神のみことばの約束によって、毎日強められなさい。絶えず神に祈りなさい。
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牧師の小窓(82)大島青松園 福江等
以前、NHKのテレビでハンセン病のために瀬戸内海の大島青松園に隔離された姉と、その弟の半生をドキュメンタリーで放映しておりました。その姉というのは高知の人であって、まだ若い時に発症し、大島青松園に隔離されました。
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牧師の小窓(81)佐世保女子高生殺害事件 福江等
一体何がどうなっているのか、どうしてこのような子どもや大人が次々と私たちの社会に出てくるのか。「人を殺してみたかった」「誰でもよかった」と言ってたまたまそこにいる人を殺す人が、どうしてこのように増えてきたのでしょう。
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牧師の小窓(80)「我と汝」という関係 福江等
皆さんと同じように、私の人生の中でもかけがえのない影響を与えてくれた書物が幾つかあります。その1つは、マルティン・ブーバーというユダヤ人の哲学者の著した『我と汝』(邦訳:孤独と愛―我と汝の問題―野口啓祐訳・創文社)です。
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牧師の小窓(79)映画「沈黙」を見て6 俳優アンドリュー・ガーフィールド氏が言わんとしたこと 福江等
ロドリゴ神父役を見事に演じた俳優アンドリュー・ガーフィールド氏が、あるテレビ番組の司会者に、あの映画を演じてみてどのような印象を持ったかと聞かれたとき、彼は次のように答えました。「確信を持つということは最も危険なこと。それは戦争を引き起こすこともある」
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牧師の小窓(78)映画「沈黙」を見て5 遠藤周作氏の理解したイエス・キリスト 福江等
映画「沈黙」についてもう少し考えてみたいと思います。ロドリゴ神父が穴の中に逆さ吊りの拷問を受けているキリシタンたちの姿を見たとき、彼には「踏み絵」を踏むことしか道は残されていませんでした。
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牧師の小窓(77)映画「沈黙」を見て4 キチジロウの存在 福江等
映画「沈黙」を語る上でどうしても避けて通れないのが、キチジロウの存在でしょう。信仰上の迫害が起こるときには、どんな拷問で苦しめられても妥協しない信仰者もいれば、自身に拷問が下ることを恐れて早々と棄教を宣言する人もいます。
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牧師の小窓(76)映画「沈黙」を見て3 俳優尾形イッセーが演じる井上筑後守 福江等
映画「沈黙」の中でひときわ演技が光っていたのが、俳優尾形イッセーが演じる井上筑後守であったのではないかと思います。幕府のキリシタン根絶のために特命を受けて、宣教師たちを次々と棄教に追い込んでいった立役者であります。
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牧師の小窓(75)映画「沈黙」を見て2 スコセッシ監督の人間愛 福江等
前回のコラムから映画「沈黙」の感想を述べさせていただいています。遠藤周作原作の小説『沈黙』の真意をあれほどまでに深く理解し、それを見事に映画化したマーティン・スコセッシ監督という人は、どのような人なのだろうかと思い、少し彼について調べてみました。
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