記事一覧
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『教皇フランシスコ キリストとともに燃えて』(2)活動家、文学者、現場の人、そして「周縁へ」
実践的な活動家以外の側面もまた興味深い。ベルゴリオは、高校では文学や芸術の教師として、教室でガルシア・ロルカの詩集を読み、イングマール・ベルイマンの『第七の封印』を学校で上映したこともあった。
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『教皇フランシスコ キリストとともに燃えて』(1)その歴史と人物を探るための700ページの決定評伝
毎週のように教皇フランシスコについての国際ニュースが報道される。しかし、断片的なニュースからは、彼が果たしてどのような人物なのか、その全体像はなかなか分からないのも事実だ。本書は、それを明らかにしてくれる現時点での決定的な評伝といえる。
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日本基督教学会第64回学術大会、広島女学院大学で開催(3)核兵器の「正当性」とキリスト教の論理
日本基督教学会第64回学術大会2日目のシンポジウムで広島女学院大学准教授の澤村雅史氏は「被爆地ヒロシマから」として発題し、広島もまた戦後、米国と日本の核政策に利用されてきたと指摘。また、キリスト教が核の使用の正当化にたびたび用いられてきたことにも触れた。
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日本基督教学会第64回学術大会、広島女学院大学で開催(2)なぜ「怒りの広島、祈りの長崎」なのか?
日本基督教学会第64回学術大会2日目にはシンポジウムが行われ、長崎外国語大学教授の小西哲郎氏が「被爆地ナガサキから」、広島女学院大学准教授の澤村雅史氏が「被爆地ヒロシマから」とのテーマで発題した。
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日本基督教学会第64回学術大会、広島女学院大学で開催(1)「犠牲」に対する神学的・倫理的考察
日本基督教学会第64回学術大会が13、14の両日、広島女学院大学で開催された。広島女学院院長・同大学学長の湊晶子氏が主題講演を行ったほか、2日間にわたり37の研究発表が行われた。
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没後20年 遠藤周作のキリスト教信仰の根底にある母への思慕を知る 『「沈黙」をめぐる短篇集』
今年は遠藤周作没後20年、そして『沈黙』刊行から50年という年であり、長崎ではシンポジウムも開催された。それを記念して出版された本書には14の短編が収められている。
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ロシアで流行する民間呪術とキリスト教(2)呪術から見えてくる「現代ロシア版 渡る世間は鬼ばかり!?」
現在、ロシアの書店には「実用呪術書」がたくさん並び、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、インターネットなどを通して、呪術が広がっている。
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ロシアで流行する民間呪術とキリスト教(1)文化人類学者、ロシア文化研究者の藤原潤子さんが講演
「ユーラシア文化サロン 現代ロシアの呪術とキリスト教」と題した講演が7月23日、大阪府中央区の日本ユーラシア協会大阪府連で行われ、神戸市外国語大学准教授でロシア文化研究者の藤原潤子さんが講演した。
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養父ヨセフもつらいよ!? 南アのノーベル文学賞作家が描く現代版『イエスの幼子時代』
ジョン・マックスウェル・クッツェーは、2003年にノーベル文学賞を受賞した南アフリカ出身の小説家。現代世界で最も評価の高い小説家の1人だ。本書は、どこか不思議でありつつ神学や哲学を盛り込んだ遊び心(?)に満ちた、現代のイエス・キリストをめぐる家族の物語だ。
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教会でわいせつ行為をした疑い 日本聖公会のフィリピン国籍の牧師を逮捕 岐阜県可児市
岐阜県警は、教会でわいせつ行為を行ったとして3日、フィリピン国籍で牧師のゴロカン・ジュールス・ガルビン容疑者(50、岐阜県可児市)を強制わいせつの疑いで逮捕し、発表した。同容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。
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上智大と同志社大東京サテライトキャンパスで秋の公開講座 佐藤優氏の「キリスト教とナショナリズム」など
全国の大学での秋学期の開講に合わせて、社会人や一般人も受講が可能な公開講座の申し込みの受け付けが始まっている。上智大学や同志社大学では、キリスト教をテーマにした公開講座が開講される。
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9月は学術大会の季節 日本宗教学会は早稲田大で9~11日、日本基督教学会は広島女学院大で13・14日
9月は、大学などの研究機関の研究者が一同に集まる学術大会の季節だ。キリスト教や宗教が、現代の社会やグローバル化の中でどのように変容しつつあるのか、足を運んで聴くことで、知的刺激を受ける機会にされてはいかがだろうか?
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日本聖公会京都教区主教に辞職勧告 高地敬主教インタビュー(2)
京都教区ホームページで京都事件についての経過報告などが掲載されていますが、2009年までの経緯で止まってしまっていて、その後更新されていません。昨年の「謝罪」や「謝罪に添えて」という文書も全く掲載されていませんが、それはなぜでしょうか?
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日本聖公会京都教区主教に辞職勧告 高地敬主教インタビュー(1)
1980年代に日本聖公会京都教区の牧師が複数の女性や子どもに性的虐待を行っていた「京都事件」の対応と責任をめぐり、同教区の高地敬主教に対して、同教区常置委員会から5月6日付で「辞職勧告」が提出された。この件につき、高地主教が約2時間半にわたり取材に応じた。
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世界で最も古いキリスト教信仰の国グルジアの精神と信仰 「放浪の画家 ピロスマニ」
1969年に公開されたグルジア(現:ジョージア)の名作映画のデジタルリマスター作品。グルジアと言われたら、日本人は何を想像するだろう。実は世界で最も古いキリスト教信仰を持つ国でもある。
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日本聖公会京都教区主教に辞職勧告 牧師による性的虐待事件「京都事件」の現在に至るまでの経緯(2)
昨年5月発表された「謝罪」「謝罪に添えて」の全文は以下の通り。
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日本聖公会京都教区主教に辞職勧告 牧師による性的虐待事件「京都事件」の現在に至るまでの経緯(1)
「京都事件」をめぐっては、最高裁の判決が確定してから10年以上たっても、京都教区の対応と責任をめぐって日本聖公会の中で疑問の声が上がっており、昨年5月には同教区常置委員会の名前で「謝罪」「謝罪に添えて」という文書が発表された。
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日本聖公会京都教区主教に辞職勧告 過去の牧師による性暴力事件の対応と責任めぐり
1980年代に日本聖公会京都教区の牧師が複数の子どもに対して性暴力を行っていた「京都事件」をめぐり、同教区の司祭3人、信徒3人の計6人からなる常置委員会が、同教区の高地敬主教に対し、5月6日付で辞職を勧告する文書を提出していたことが、18日までに分かった。
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戦後71年:原爆を描いた作家・原民喜の祈りと黙契 広島に住むおいの原時彦さんに聞く(2)
時彦さんは、民喜と一度も言葉を交わしたことがないという。でも1度だけ、民喜と2人だけで1日出掛けた思い出がある。ある日、民喜が村から広島に行きたいと言い、兄から「時彦が一緒に行け」と言われてついていくことになった。
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戦後71年:原爆を描いた作家・原民喜の祈りと黙契 広島に住むおいの原時彦さんに聞く
原民喜(1905~51)は、被爆直後の広島を描いた『夏の花』など、原爆をテーマにした作品を書いたことで知られている。広島市西区に住む、原民喜のおいの原時彦さん(81)を訪ね、話を聞いた。
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