いよいよ稲刈りです。あっという間に秋本番となりました。春の田植えと同様、ハジメ父さん一人での作業となります。今日で4日目。22アールの田んぼ。約半分くらい終わったでしょうか。刈った稲を集めて、運び、ハンデに掛けていきます。
ハジメ父さんもさすがにお疲れの様子・・・。周りの田んぼはきれいに終わっています。今日は私も、レストラン営業終了後、夕方から少しお手伝い。刈った分だけ掛け終わりました。
今年もたくさんの草にやられ、無事に実るか心配でしたが守られました。これから1年のお米が採れて一安心です。日々の恵みに感謝です。
暑かった夏
初夏に可憐な白い花をたくさん付けていた「ヤマボウシ」。夏にはこんな大きな実がなり、多くの人たちの目を楽しませてくれました。
ここ片品村、そしてみのりの夏は、短くて濃い夏。宿泊の方、レストランにいらっしゃる方、野菜の収穫体験に来られる方、ブルーベリーの収穫に来られるオーナーさんと、全てがピークになり、一番忙しい時期となります。
でも、毎年来られる方がほとんどなので、お会いできるのがとても楽しみです。そしてその方々のことを考えると元気が出てきて、疲れていても頑張れます。
今年の夏は、特に暑かったようです。お会いするほとんどの方が同じ事を話していました。「息をするのがやっと」「息苦しくてどうにかなりそうだった」等々。
ここも日中の暑さは負けません。でも、見渡す限り一面の空ですから、むしろ太陽が近くてジリジリするような暑さです。ただ、木々たちの間からひとたびさわやかな風が吹き渡ると、すっとしてきます。クーラー無しで眠れる一晩が、なによりの癒やしとなったようです。
「久しぶりにゆっくり眠れました」と皆さん。この素晴らしい自然と、新鮮な野菜を味わっていただき、皆様に少しでも癒やしを提供できるとすれば、なんて意味ある仕事を私たちは与えられているのでしょう。
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星野敦子(ほしの・あつこ)
1955年栃木県宇都宮市生まれ。父の転勤により、東京、山形を経て再び東京へ。最終的には吉祥寺に落ち着く。趣味のスキーが縁で、夫と知り合い、83年に群馬県片品村に嫁ぐ。夫が農家なので、全くの未経験だったが、一緒に農業を始める。義父からの経営委譲をきっかけに、それまでの出荷型の農業から、直売型に転換し、87年頃から、リンゴ狩り直売を始め、約10年かけて農地を約8000坪に集約し、その中に94年には農家民宿、2000年には農家レストランを建設。4年前からは、レストランの料理も担当。
2005年、東京の上馬キリスト教会の渡辺牧師により、受洗。夫もクリスチャン。上馬キリスト教会片品伝道所として、現在に至る。