朝の景色です。遠くには山並み、空との間には朝もやがかかり、その下には豊かな緑が広がり、まさに「初めに、神が天と地を創造した」(創世記1:1)、こう感じる瞬間です。都会に住み続けていたら知り得なかったこの世界に、神様が私を導いてくださったのだなと感じます。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11:28)。毎朝、その日家族が無事に過ごせますように、農作業やレストランの仕事が無事にできますようにと祈って始まります。
みのりは今・・・
レストランの庭のヤマボウシも真っ盛り。ものすごい勢いで咲き誇っています。近くで見ると、こんな可憐な白い花。すがすがしく豊かな気分にさせてくれます。
田植えも無事終了。トマトも植えて、巻き付けのひももつりました。トウモロコシも数作ずつまいて、夏から秋までずっと収穫できるようにずらしていきます。花豆や、小豆、大豆などの豆類も植えました。あとは白小豆をまき、カボチャの種まきをすれば、一段落。
「そのときサラダ」
このつやつやした、採りたてのサニーレタスとサンチュ、それに新タマネギのスライスとアスパラを散らした「そのときサラダ」。ただ今、みのりの旬のサラダです。その時その時の旬を味わってもらっています。まさに日々の恵みです。
春からの農作業も少し一段落したところで、また、夫と二人勉強会を再開しました。不定期ですが、時間ができた時に、夜ほんの1時間程度ですが、聖書を学んだり、賛美をしたりして。「ふたりでも三人でも、わたしの名において集まる所には、わたしもその中にいるからです」(マタイ18:20)
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星野敦子(ほしの・あつこ)
1955年栃木県宇都宮市生まれ。父の転勤により、東京、山形を経て再び東京へ。最終的には吉祥寺に落ち着く。趣味のスキーが縁で、夫と知り合い、83年に群馬県片品村に嫁ぐ。夫が農家なので、全くの未経験だったが、一緒に農業を始める。義父からの経営委譲をきっかけに、それまでの出荷型の農業から、直売型に転換し、87年頃から、リンゴ狩り直売を始め、約10年かけて農地を約8000坪に集約し、その中に94年には農家民宿、2000年には農家レストランを建設。4年前からは、レストランの料理も担当。
2005年、東京の上馬キリスト教会の渡辺牧師により、受洗。夫もクリスチャン。上馬キリスト教会片品伝道所として、現在に至る。