川口一彦
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温故知神—福音は東方世界へ(61)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本6 川口一彦
この個所は、創世記3章のサタンの誘惑に陥り、神との関係が破壊され、全ての人が自分勝手に生きたことを記したものです。
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温故知神—福音は東方世界へ(60)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本5 川口一彦
ここは創世記3章前半の人の始祖アダムとエバが狡猾なサタンの惑わしを受けた部分の箇所です。娑殫(サタン)の漢訳はシリア語聖書からで、この用語は碑文以外にも出てきます。
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温故知神—福音は東方世界へ(59)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本4 川口一彦
ここは創世記1章2節からと、アダムとエバが造られた部分の要約です。二氣、陰陽などは当時の古代中国の思想から影響を受けた文字です。創世記1章2節では混沌とした闇から光を創造したと伝え、古代中国に聖書の教えがいつからか影響したのかと考えます。
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温故知神—福音は東方世界へ(58)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本3 川口一彦
最高に尊いお方は、私たちの三一の優れたお方、初めもなき真の主アラクァ(創世記1章1節の「神」はヘブル語でエロヒーム<複数形で、力を意味する>。それをシリア語から漢語にしたのが阿羅訶)です。
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温故知神—福音は東方世界へ(57)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本2 川口一彦
冒頭から、三一にして永遠なる創造者について紹介し、永遠から永遠にあられる方が、万物を最良に創造された記事は、創世記はじめ旧新約聖書に啓示されるところです。
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温故知神—福音は東方世界へ(56)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本1 川口一彦
今回から大秦景教流行中国碑の現代訳と、愛知県春日井市に建った同じ碑から川口が拓本したものを掲載していきます。
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温故知神—福音は東方世界へ(55)景教小事典⑩中国唐代に景教が中国全土で栄えた理由 川口一彦
景教はひそかに入ったのでなく、皇帝に接見して主イエスの教えを公的に大胆に伝えたことによりました。
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温故知神—福音は東方世界へ(54)景教小事典⑨ 川口一彦
景教徒たちが漢訳した聖書の地名などの一部を下記に記しました。宣元本経と宣元至本経に、大秦国那薩羅城とあり、ナザレの町が大秦国にあり、大秦国とはローマ帝国でもあり、ローマ帝国領のユダヤ国の意味があります。大秦景教流行中国碑にも、大秦がつけられています。
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温故知神—福音は東方世界へ(53)景教小事典⑧川口一彦
景教徒たちが異教の地の中国に入って苦労したことは翻訳ではなかったかと考えます。聖書を現地語に訳す場合、現地語の宗教用語や俗語を使用することもあります。景教徒たちは、神の呼び名を「真主、阿羅訶」(真の主、エロヒーム)としました。
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温故知神—福音は東方世界へ(52)景教小事典⑦ 川口一彦
大秦景教流行中国碑文(以下「碑文」)には信徒の生活について書かれています。それを次に記しました。左の文字が漢文で右が現代の意味です。
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温故知神—福音は東方世界へ(51)景教小事典⑥ 川口一彦
どの時代にも、どの教会共同体にも、信徒数が増加すれば教会組織の運営・管理がなされていきます。景教会衆の指導者の名称について紹介します。「大秦景教流行中国碑」の文章にはシリア語で肩書が彫られています。
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温故知神—福音は東方世界へ(50)景教小事典⑤川口一彦
天使やサタンに関して唐代の景教徒たちはどのように理解し、伝えていたのか。天使に関しての用語は、「飛仙」と「神天」があり、「飛仙」は一神論の中の一天論第一に2回、同世尊布施論に2回出ます。
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温故知神—福音は東方世界へ(49)景教小事典④ 川口一彦
聖霊(浄風)に関して唐代の景教徒たちはどのように理解し、伝えていたのか。聖霊の用語は、浄風、元風、涼風があり、他にシリア語のRuha(霊)dekudsa(聖)から漢訳し「蘆訶寧倶沙」と書き、尊経に1回出ます。
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温故知神—福音は東方世界へ(48)景教小事典③ 川口一彦
東方景教徒たちのメシア観は、表記としてはキリストの語はなく全てメシアです。なぜなら彼らの出身地がシリアからペルシアで、キリスト表記はギリシャ語やラテン語世界ですので、地理的な相違からイエス・メシアと表記しています。
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温故知神—福音は東方世界へ(47)景教小事典② 川口一彦
景教徒たちは主なる神を「三一」と表記し、聖書の神を三位一体神と告白していました。大秦景教流行中国碑や三威蒙度讃、尊経に三一との表現が出ます。これは古代教会の三一神信仰を受け継いでいたと考えます。
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温故知神—福音は東方世界へ(46)景教小事典 川口一彦
「景教」の用語については、大秦景教流行中国碑(781年建碑)文に出ます。碑文には「景教と称す」とあり、碑文以外に幾つかの経典文書があり、その中の景教と記入されていないものを挙げると次のものです。
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温故知神—福音は東方世界へ(45)シルクロードと日本②:京都に行くなら見るところの一つ 川口一彦
京都府の京都文化博物館で1994年に「大唐長安展」が開催され、3メートルほどの高さの大秦景教流行中国碑の拓本が展示されました。見る人にとっては大変な大きさで驚いたことでしょう。
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温故知神—福音は東方世界へ(44)シルクロードと日本① 川口一彦
日本の文化の源流の多くは江戸時代以前まで、西アジアや東アジアを通して往来したもので、その道はシルクロード(陸路)やシールート(海路)にありました。
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温故知神—福音は東方世界へ(43)日本に景教を紹介した人物たちその5:海音寺潮五郎と陳舜臣 川口一彦
直木賞受賞者の海音寺潮五郎は、非難した評者たちに対して反論し、著作背景を詳細に述べ、景教徒の一部が蒙古族に追われて来日していただろうことを書きました。しかし、著書には詳しい景教の布教状況や聖書の言葉などはありません。
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温故知神—福音は東方世界へ(42)日本に景教を紹介した人物たちその4:司馬遼太郎 川口一彦
司馬遼太郎(1923~1996年、本名は福田定一)は大阪に生まれ、1944年に大阪外国語学校蒙古語科を卒業し、入隊後に倒産した新聞社から産経新聞社に入社。同社の記者時代の1956年に『ペルシャの幻術師』で講談倶楽部賞を受賞。この時から司馬遼太郎の名を使う。
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