国際
-
<露学校占拠>死者322人 人質に教会関係者も
チェチェン武装勢力とみられるグループによるロシア・北オセチヤ共和国ベスランの中等学校占拠・人質事件は3日、子供を含む多数の人質の命を奪い、死者は322人(ロシア検察当局発表)という悲劇的な結末となった。人質の病院に収容された負傷者も704人。4日未明(日本時間同日朝)までに、ロシアのアスラハノフ大統領顧問が「人質は1200人いた」と明かした。現時点で人質のうち8割以上が死傷したことになる。
-
ルーテル世界連盟が財政危機を表明
[国際 2日 CP] 世界最大規模の国際NGOでルーテル系教会同士の協力・連絡機関であるルーテル世界連盟(=LWF、本部スイス・ジュネーブ)の出納局長が2日、深刻な財政危機に瀕していると発表した。連盟の会員は6千6百万人を超えるとされており、効果的で即効性のある解決策が求められている。
-
ランベス委員会 世界共同体から米聖公会を排除へ
[ロンドン 2日 CT] 世界聖公会共同体(アングリカン・コミュニオン)が公然同性愛者を叙階した米聖公会を共同体から排除する可能性が、ここにきて高まっていることが分かった。ランベス委員会の判断と見られており、カンタベリー大主教のロワン・ウィリアムズが同性愛の危険から教会を守る最良の手段として提案した。除名推薦は、来週中に行われる同委の最終会議で発表される見通し。除名推薦が実現すれば、実際の行使を前にしてリベラル派を中心に「敗北感」と失望の念が拡大するのは必至。
-
ブッシュ大統領 非公式の信仰者集会を主催
[ニューヨーク 1日 CP] 8月30日に開幕した共和党の全国大会の2日目、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領率いるブッシュ陣営が、保守派の宗教者を招き非公式で「信仰と家庭と自由の集会」を行った。米大統領選で再選を目指すブッシュ大統領を「信仰の人」として印象付けるかたちとなった。会場脇の小さな部屋で行われたこの集会では、福音派や保守派の指導者たちは、彼らや彼らの価値観が捨て去られていないことを確認した。
-
今月21日 国際平和デー WCCが祈りの要請
[国際 2日 CT] 世界平和のために祈る国際平和デーを今月21日に控え、世界教会協議会(WCC)が世界5億5千万人のキリスト者と教会に平和のための祈りへの参加を呼び掛けている。「国際平和デーは、今年5月にWCCのサムエル・コビア総幹事が米国ニューヨークの国連本部でアナン国連事務総長を訪問した際、世界各国の教会に平和への取り組みを呼び掛けようというWCC側の要望をアナン総長が快諾して制定され、9月21日に設定された。
-
コビア総幹事「ヨーロッパ教会の衰退で中心地移動は不可避」 [ソウル 26日 CTK] 世界教会協議会のサムエル・コビア総幹事ら世界のエキュメニカル・リーダーたちが参加した韓国キリスト教教会協議会80周年国際フォーラムで、21世紀のエキュメニカル運動では中心地の移動があるとの予見が発表された。23日にオリンピック・パークテルで開催されたフォーラムで、コビア氏は、世界の教会の中心が今後、現在の北欧と北米からアジアやアフリカなど南半球に移動、これに伴い、新しいエキュメニカル運動のかたちが模索されなければならない、と話した。
-
WCC代表団、韓国NCC80周年で訪韓
訪韓中のサミュエル・コビア総幹事らWCC代表団は23日、ソウル特別市内のオリンピック・パークテルで開催された韓国基督教教会協議会(NCCK)80周年国際フォーラムに参加した。代表団はNCCKと韓国の教会の招待で22日に来韓し、24日から27日まで、21世紀エキュメニカル運動の方向性や朝鮮半島の諸問題について韓国の代表らと協議する。
-
聖書出版 ブラジルが世界最多 米国と「世代交代」
キリスト教が「北」から「南」へと地球規模の移行を見せていることが、過去数十年間にわたって、研究や議論で取り上げられている。南米やアフリカなど南の国々では、ルーテル教会、メソジスト教会、長老教会、バプテスト教会を含むほぼすべての教会・教団が会員の急激な増加を報告しているのに対して、北米や欧州各国など北の教会では、記録的な減退が見られる。
-
<イラク情勢> キリスト教徒4万人が出国 教会爆破テロ後
時事通信によると、今月1日に首都バグダッドなどで起きたキリスト教会同時爆破テロの影響で、安全のためイラクを出国したキリスト教徒が4万人に上った。イラク暫定政府のワルダ移住問題相がアラブ圏紙アッシャルクアルアウサトに対して15日に明らかにしたもの。ワルダ氏は「テロが増えたことで、出国者の増加も深刻だ」と懸念を表明した。同時爆破テロでは少なくとも10人が死亡、50人が負傷した。イラクには総人口の約3%、100万人弱のキリスト教徒がいる。
-
<同性結婚>州法違反で無効判決 カリフォルニア州最高裁
【サンフランシスコ12日CP】米カリフォルニア州最高裁は12日、州法は結婚を男女間に限定すると規定すると判断、サンフランシスコ市のニューソム市長が今年2月に4000組の同性愛カップルに発行した結婚証明書を無効とする判決を下した。市長の証明書発行は州法違反で職権乱用に当たるとの判断を示した。米国のキリスト者法律事務所「アライアンス・ディフェンス・ファンド」の見方によると、最高裁は、結婚を男女間に限定するこの法律そのものが性差別を禁じた州憲法に違反するかどうかの判断は避けた。
-
<WCC>信仰職制委 代表者会議を開催 マレーシアで
世界教会協議会(WCC)信仰職制委員会の本会議が、先月26日から今月6日まで、マレーシアの首都、クアラ・ルンプールで開催された。会議を通して検討され全世界の教会に向けて発表されたメッセージは、教会が「希望の瞬間」に到達することへの期待感を強調したものとなった。会議に出席したアブドゥラ・マレーシア首相は「我々が一致を実現できずにいるために手付かずとなっていることが、あまりに多すぎる。だが、我々は、哀れみ深い神なしには力なき存在なのだ」と語った。
-
世界バプテスト連盟 青年世界大会が開幕 香港
世界バプテスト連盟(BWA)の青年世界大会が4日、香港で開催された。青年世界大会は5年に1度開催されるが、昨年はSARSの影響で延期となり、今年8月に開催となった。日本からは日本バプテスト連盟などから50人以上の青年が参加している。大会は8日まで行われる。
-
イラク教会テロ 犠牲者15人 クリスチャンに動揺広がる
ロイター通信によると、イラクの首都バグダッドと北部モスルで1日、キリスト教会が連続して狙われた爆破テロによる犠牲者は、少なくとも死者15人、負傷者65人以上となった。また、共同通信は11人が死亡し50人以上が負傷したとしている。イラクのイスラム・グループが犯行声明を発表しており、今回の攻撃は米国の「十字軍戦争」や福音伝道にこたえたものとの声明として報じられている。
-
世界改革教会連盟総会、初日迎える ガーナ
日本キリスト教会(大会議長=久野牧牧師)と在日大韓基督教会(KCCJ、総会長=李炳球牧師)の代表団は30日(日本時間31日未明)、ガーナの首都アクラで開催する世界改革教会連盟(WARC)第24回総会に参加する。日キ教会渉外委の話によると、同教会から澤正幸牧師(福岡城南教会)ら2人の代議員、小池創造牧師(南浦和教会)や青年代表らがオブザーバーとして出席。KCCJは朴寿吉総幹事らが参加する。
-
2004年 世界バプテスト連盟 信徒集会の夕べ
2004年世界バプテスト連盟の信徒集会が30日、ソウル市内のオリンピック重量挙げ競技場で開催された。世界各国から4000人を超えるバプテスト信徒が参加した。26日からの評議委員会で就任が決定した世界連盟議長や新理事らも同席した。
-
米ボストン 堕胎反対デモに1000人参列
米国・ボストンで10代の若者を含む1000人以上の人々が現地時間の25日、同日フリート・センターで開催されていた民主党全国大会の周辺で、人工妊娠中絶反対デモを行った。デモの参加者たちは取材陣に対して「このデモは抗議運動の始まりに過ぎない」と述べた。(ChristianPost.com)
-
<同性婚>米上院、連邦憲法修正案を否決
【CP】米上院本会議は14日、同性間の結婚を禁じる連邦憲法修正案を48対50の反対多数(可決=60票)で否決した。同性婚問題としては初の連邦レベルの審議となったが、連邦憲法の修正には、上下院で3分の2の賛成で可決された後、全米の4分の3の州の議会で採択されなければならなかった。ブッシュ大統領は「男女間に許された神聖な結婚を確認する憲法修正の努力が一時的に妨害されたことは悲しむべきこと」として、下院に修正を促す声明を発表した。
-
米NCC総幹事が市民的不服従で逮捕
【CP】米国キリスト教協議会のボブ・エドガー総幹事が14日、ワシントンD.C.の国会議事堂前で市民的不服従と抗議運動の容疑で逮捕された。エドガー氏はスーダン大使館前で約50人の参加者とともに、国際世論をスーダンの大量虐殺事件へと向けさせる目的でデモ活動を行っていた。エドガー氏ら参加者はスーダン大使館前で6月30日から毎日デモを行い、米国政府とブッシュ大統領に対しスーダンで現在起こっている大量虐殺を公表し、早急な行動に出るよう要求していた。
-
米 NAEとNCC、「選挙の義務」に見解の一致
【CP】米国の政治評論家たちは、大統領選などの投票に意欲的なキリスト教徒はキリスト教人口の半数に満たないと見ている。保守・自由主義両派はクリスチャンに対し投票に参加して自己の価値観や信条に合致する候補者を選ぶよう呼び掛けており、政治への積極的な参加では両派に一致が見られる。米国福音主義協議会は先月発表した声明の中で、保守的なクリスチャンも世界の超大国である米国の政治を正しい方向に導くべきだ、と述べている。
-
「婚姻改正を呼び掛けよう」全米の福音派が結集
バトル・フォー・マリッジ(結婚のための戦い)集会が11日、米国テネシー州メンフィス市のべレビュー・バプテスト教会で開催され、ジェームス・ダブソン氏を中心に1万人の参加者がテレビやラジオ、インターネット放送の視聴者と共に連邦法における婚姻保護の改正実現を祈った。著名な牧師たちも多数参加し、婚姻を男女間のみとする伝統的結婚の保護を訴えた。
人気記事ランキング
-
コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(1)一切は空 臼田宣弘
-
救世軍、ブース記念病院を事業譲渡 7月から「タムス杉並病院」に
-
全地総主教バルソロメオス1世、宗教界のノーベル賞「テンプルトン賞」を受賞
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(3)心を神に向ける 三谷和司
-
シリア語の世界(21)辞書1・ヨハネ黙示録の賛美歌4―7章10、12節― 川口一彦
-
日本キングス・ガーデン理事長の宇都宮和子氏死去、81歳
-
愛に生きることが最大の防御だ 菅野直基
-
ワールドミッションレポート(4月10日):カナダ ギャングだった男、刑務所でイエスと出会う
-
「森は海の恋人」の畠山重篤さん死去、81歳
-
ウクライナ戦争終結に向けた協議に対するキリスト教的考察
-
「森は海の恋人」の畠山重篤さん死去、81歳
-
救世軍、ブース記念病院を事業譲渡 7月から「タムス杉並病院」に
-
ウクライナ戦争終結に向けた協議に対するキリスト教的考察
-
コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(1)一切は空 臼田宣弘
-
「カトリックジャパンニュース」がスタート カトリック新聞は休刊
-
日本キングス・ガーデン理事長の宇都宮和子氏死去、81歳
-
東京で初の「赤ちゃんポスト」「内密出産」 賛育会病院が開始、国内2例目
-
「苦しみ」と「苦しみ」の解決(3)心を神に向ける 三谷和司
-
ミャンマー、タイの被災地に現地入り 神戸国際支縁機構とカヨ子基金
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(219)エンディングにおける音楽の役割 広田信也
-
キリシタン弾圧を描いた遠藤周作の代表作『沈黙』 絶望の淵で宣教師が得た答えとは?
-
「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る
-
「カトリックジャパンニュース」がスタート カトリック新聞は休刊
-
「森は海の恋人」の畠山重篤さん死去、81歳
-
東京で初の「赤ちゃんポスト」「内密出産」 賛育会病院が開始、国内2例目
-
救世軍、ブース記念病院を事業譲渡 7月から「タムス杉並病院」に
-
カトリック教会の大聖堂が焼失、ミャンマー軍事政権の兵士らが焼き払う
-
ミャンマー、タイの被災地に現地入り 神戸国際支縁機構とカヨ子基金
-
ウクライナ戦争終結に向けた協議に対するキリスト教的考察
-
コヘレトの言葉(伝道者の書)を読む(1)一切は空 臼田宣弘