国際
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米大統領選投票始まる
米大統領選の投票が2日朝(日本時間同日夜)から始まった。対テロ政策やイラク問題のほか、同性愛カップルの結婚の権利や妊娠中絶などでも国論が二分される状況にあり、有権者は多角的な視点による総合的な判断力を求められている。
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北朝鮮人権法が成立
ブッシュ米大統領は18日、北朝鮮の人権と自由の促進を目的とした「北朝鮮人権法案」に署名し、同法案は正式に成立した。
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キリスト教会狙い同時爆破テロ
イラクの首都バグダッドで16日未明、キリスト教会5か所で相次いで爆弾が爆発。死傷者はなかったが、教会施設が損壊した。教会を狙った連続爆弾テロとみられる。またAFP通信によると、バグダッドでは同日未明、病院とホテルの周辺でロケット弾が打ち込まれるなどのテロ事件が続発し、10人が死傷した。一部のメディアは病院とホテルの近くにもキリスト教会があったと報じており、砲撃は教会を狙った可能性もある。
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ビリー・グラハム氏 復帰 15万人を伝道
米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏(85)が今月7日から10日までモンタナ州カンザスシティで行われたクルセードに参加し、15万5000人の観衆に力強く訴えかけた。8600人が招きに応答し救いへと導かれた。
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選挙を迎えるオーストラリアのクリスチャン
[国際 CT]オーストラリアでこの週末、10月9日(土)に行われる選挙。今回の選挙は、その主要な争点が聖書的なテーマを多く含んでいるということで、プロテスタント、カトリック、英国国教会合わせてオーストラリア国民の約7割といわれるクリスチャンの投票動向が、その結果を大きく左右すると予想されている。
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「全教会による全教会への全福音の伝播」 ローザンヌ世界大会が閉幕
先月29日からタイで行われていた世界伝道フォーラム2004が5日、閉幕した。ローザンヌ世界伝道委員会が主催する世界大会としては30年間で4度目の開催だった。
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米政府の宗教弾圧「懸念のある国」報告にベトナムなど反発
[国際 20日 CP]米国務省が15日に宗教の自由に関する世界各国の現状をまとめた2004年版報告書を発表したが、ベトナム、中国、ミャンマーを含む数カ国がこれを強く批判していることが分かった。報告書は、宗教弾圧を行っている「特に懸念のある国」のリストに、サウジアラビア、ベトナム、エリトリアの三カ国を新たに加え、昨年の北朝鮮、中国、ミャンマー、イラン、スーダンと合わせ八カ国を挙げている。
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21日 国際平和デー WCCが全キリスト者に祈りの要請
[国際 CT] 世界平和のために祈る国際平和デーを今月21日に控え、世界教会協議会(WCC)が、世界5億5千万人のキリスト者と教会に平和のための祈りへの参加を呼び掛けている。WCCのサムエル・コビア総幹事は、教会の一致と平和を求める「暴力克服の10年」としてWCCが定めた2001年から2010年の10年間の枠組みを祈りの中で強調するよう要請した。
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米・南部バプ連 伝道の旗の下に一致目指す
南部バプテスト連盟(SBC)と自由主義的な流れを汲むテキサス・バプテスト総連盟(BGCT)は、SBCの保守派色が強まった1970年以降の約30年間にわたって競合していた。神学・聖書的見解の違いやBGCT側の主体性維持といった点が交流の妨げとなっていたが、今年6月に新議長となったボビー・ウェルチ牧師は10日、BGCTに加盟する教会で行われた講演で、すべてのバプテスト教会は「福音伝道」の旗の下にひとつとなるよう呼び掛けた。
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<露学校占拠>死者322人 人質に教会関係者も
チェチェン武装勢力とみられるグループによるロシア・北オセチヤ共和国ベスランの中等学校占拠・人質事件は3日、子供を含む多数の人質の命を奪い、死者は322人(ロシア検察当局発表)という悲劇的な結末となった。人質の病院に収容された負傷者も704人。4日未明(日本時間同日朝)までに、ロシアのアスラハノフ大統領顧問が「人質は1200人いた」と明かした。現時点で人質のうち8割以上が死傷したことになる。
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ルーテル世界連盟が財政危機を表明
[国際 2日 CP] 世界最大規模の国際NGOでルーテル系教会同士の協力・連絡機関であるルーテル世界連盟(=LWF、本部スイス・ジュネーブ)の出納局長が2日、深刻な財政危機に瀕していると発表した。連盟の会員は6千6百万人を超えるとされており、効果的で即効性のある解決策が求められている。
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ランベス委員会 世界共同体から米聖公会を排除へ
[ロンドン 2日 CT] 世界聖公会共同体(アングリカン・コミュニオン)が公然同性愛者を叙階した米聖公会を共同体から排除する可能性が、ここにきて高まっていることが分かった。ランベス委員会の判断と見られており、カンタベリー大主教のロワン・ウィリアムズが同性愛の危険から教会を守る最良の手段として提案した。除名推薦は、来週中に行われる同委の最終会議で発表される見通し。除名推薦が実現すれば、実際の行使を前にしてリベラル派を中心に「敗北感」と失望の念が拡大するのは必至。
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ブッシュ大統領 非公式の信仰者集会を主催
[ニューヨーク 1日 CP] 8月30日に開幕した共和党の全国大会の2日目、ブッシュ大統領とチェイニー副大統領率いるブッシュ陣営が、保守派の宗教者を招き非公式で「信仰と家庭と自由の集会」を行った。米大統領選で再選を目指すブッシュ大統領を「信仰の人」として印象付けるかたちとなった。会場脇の小さな部屋で行われたこの集会では、福音派や保守派の指導者たちは、彼らや彼らの価値観が捨て去られていないことを確認した。
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今月21日 国際平和デー WCCが祈りの要請
[国際 2日 CT] 世界平和のために祈る国際平和デーを今月21日に控え、世界教会協議会(WCC)が世界5億5千万人のキリスト者と教会に平和のための祈りへの参加を呼び掛けている。「国際平和デーは、今年5月にWCCのサムエル・コビア総幹事が米国ニューヨークの国連本部でアナン国連事務総長を訪問した際、世界各国の教会に平和への取り組みを呼び掛けようというWCC側の要望をアナン総長が快諾して制定され、9月21日に設定された。
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コビア総幹事「ヨーロッパ教会の衰退で中心地移動は不可避」 [ソウル 26日 CTK] 世界教会協議会のサムエル・コビア総幹事ら世界のエキュメニカル・リーダーたちが参加した韓国キリスト教教会協議会80周年国際フォーラムで、21世紀のエキュメニカル運動では中心地の移動があるとの予見が発表された。23日にオリンピック・パークテルで開催されたフォーラムで、コビア氏は、世界の教会の中心が今後、現在の北欧と北米からアジアやアフリカなど南半球に移動、これに伴い、新しいエキュメニカル運動のかたちが模索されなければならない、と話した。
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WCC代表団、韓国NCC80周年で訪韓
訪韓中のサミュエル・コビア総幹事らWCC代表団は23日、ソウル特別市内のオリンピック・パークテルで開催された韓国基督教教会協議会(NCCK)80周年国際フォーラムに参加した。代表団はNCCKと韓国の教会の招待で22日に来韓し、24日から27日まで、21世紀エキュメニカル運動の方向性や朝鮮半島の諸問題について韓国の代表らと協議する。
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聖書出版 ブラジルが世界最多 米国と「世代交代」
キリスト教が「北」から「南」へと地球規模の移行を見せていることが、過去数十年間にわたって、研究や議論で取り上げられている。南米やアフリカなど南の国々では、ルーテル教会、メソジスト教会、長老教会、バプテスト教会を含むほぼすべての教会・教団が会員の急激な増加を報告しているのに対して、北米や欧州各国など北の教会では、記録的な減退が見られる。
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<イラク情勢> キリスト教徒4万人が出国 教会爆破テロ後
時事通信によると、今月1日に首都バグダッドなどで起きたキリスト教会同時爆破テロの影響で、安全のためイラクを出国したキリスト教徒が4万人に上った。イラク暫定政府のワルダ移住問題相がアラブ圏紙アッシャルクアルアウサトに対して15日に明らかにしたもの。ワルダ氏は「テロが増えたことで、出国者の増加も深刻だ」と懸念を表明した。同時爆破テロでは少なくとも10人が死亡、50人が負傷した。イラクには総人口の約3%、100万人弱のキリスト教徒がいる。
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<同性結婚>州法違反で無効判決 カリフォルニア州最高裁
【サンフランシスコ12日CP】米カリフォルニア州最高裁は12日、州法は結婚を男女間に限定すると規定すると判断、サンフランシスコ市のニューソム市長が今年2月に4000組の同性愛カップルに発行した結婚証明書を無効とする判決を下した。市長の証明書発行は州法違反で職権乱用に当たるとの判断を示した。米国のキリスト者法律事務所「アライアンス・ディフェンス・ファンド」の見方によると、最高裁は、結婚を男女間に限定するこの法律そのものが性差別を禁じた州憲法に違反するかどうかの判断は避けた。
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<WCC>信仰職制委 代表者会議を開催 マレーシアで
世界教会協議会(WCC)信仰職制委員会の本会議が、先月26日から今月6日まで、マレーシアの首都、クアラ・ルンプールで開催された。会議を通して検討され全世界の教会に向けて発表されたメッセージは、教会が「希望の瞬間」に到達することへの期待感を強調したものとなった。会議に出席したアブドゥラ・マレーシア首相は「我々が一致を実現できずにいるために手付かずとなっていることが、あまりに多すぎる。だが、我々は、哀れみ深い神なしには力なき存在なのだ」と語った。
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