モスクワ神学校でロシア正教会司祭教育を受けてきた北朝鮮留学生4人が、18日卒業したことを韓国紙、中央日報が22日報じた。卒業生らは現在、北朝鮮の首都ピョンヤンで工事中の北朝鮮初のロシア正教会聖堂「聖三位一体聖堂(貞栢寺院)」で司祭として活動するという。
同校校長のエウゲニー・ベレースキー大主教は、卒業生に直接卒業証書を授与し、「篤い信仰生活を送るように」「司祭として万人を愛と尊敬心をもって接しなさい」と語った。
北朝鮮留学生らはロシア正教会と朝鮮(チョソン)正教連盟間の交流協定により2003年3月に交換学生として同校に派遣された。これは02年、ロシアを訪問した北朝鮮の金正日がピョンヤンにロシア正教聖堂を建てると約束したことを受けてのこと。