キリスト教が「北」から「南」へと地球規模の移行を見せていることが、過去数十年間にわたって、研究や議論で取り上げられている。南米やアフリカなど南の国々では、ルーテル教会、メソジスト教会、長老教会、バプテスト教会を含むほぼすべての教会・教団が会員の急激な増加を報告しているのに対して、北米や欧州各国など北の教会では、記録的な減退が見られる。
共同通信は19日、ブラジルが世界最大の聖書出版国と報じた。「南米最大の国における最近数十年の宗教的覚醒、福音派教会の急速的な発展、出版社の事業計画で、ブラジルが聖書の出版で世界最大の国となった」と報告され、関係者は、これまでトップを守り続けてきた米国との世代交代を迎えたとしている。