イエス・キリスト③
イエス様は、私たちのために死んでくださいました。それで私たちは赦(ゆる)されたのです。本当にこれは信じてもソンをすることはありません。それを証明するために、イエス様は本当に神様の子どもなのだということを、生き返って証明してくださったのです。ですから、イエス様の言ったことは真に受けて信じて良いし、また安心して天国に行けるのです。
イエス様は、このように十字架上で亡くなられました。しかし、イエス様は人間であると同時に神様でもあった証拠に、3日目に復活されました。復活というのも信じにくい事柄ですが、全能の神様ですから、そのくらい当たり前とも言えます。死んだように見えても命があるものがあります。卵もそうです。球根も命があるようには見えませんが、時が来ると、芽を出し素晴らしい花を咲かせます。イエス様は、死んだように見えただけではなく、本当に死んで、陰府(死んだ人の行く場所)まで行かれました。そして、3日目に復活されたのです。やはり神様だったのです。
佐倉の宗吾は村人を救いました。しかし、イエス様と決定的に違うことがあります。それは、彼が神様ではなかったことです。復活しませんでした。ですから、たとえ村人の生活を守ったかもしれませんが、彼らの罪の始末まではできませんでした。
そんなわけで、イエス様を信じる人は、自分の罪をイエス様に取っていただいたことになりますので、大手を振って神様の前に出ることができるようになったのです。そして、いつか私たちが死んだときには、神様の罪のない遺伝子を持った者として、イエス様と同じように復活して、神様のお国である天国に入れていただけます。みなさんが、そのような幸せを得られるように願っています。この遺伝子組み換えは全部霊的な世界で起こっていることです。クリスチャンになった人の子どもは同じように罪のない遺伝子を持った者として生まれるかというと、残念ながらそうではありません。一人一人がイエス様の十字架を信じてそれを受け入れることで組み換えを行っていただく以外にありません。
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浜島敏(はまじま・びん)
1937年、愛知県に生まれる。明治学院大学、同大学院修了。1968年4月、四国学院大学赴任。2004年3月同大学定年退職。現在、四国学院大学名誉教授。専攻は英語学、聖書翻訳研究。1974、5年には、英国内外聖書協会、大英図書館など、1995、6年にはロンドン大学、ヘブライ大学などにおいて資料収集と研究。2006年、日本聖書協会より、聖書事業功労者受賞。2014年7~9月、ロンドン日本語教会短期奉仕。神学博士。なお、聖書収集家として(現在約800点所蔵)、過去数回にわたり聖書展示会を行う。国際ギデオン協会会員。日本景教研究会会員。聖書の歴史、聖書翻訳に関する著書・翻訳書、論文多数。