私たちクリスチャンは、空を飛ばなければなりません。空を飛ぶとは、聖書の語る通り、本当の意味で自由になるということです。あなたにはぜひ、空を飛ぶクリスチャンになっていただきたいのです。イエス様を信じるとはどういうことかを見ながら、私たちが空を飛ぶクリスチャンになるための3つのステップを見ていきます。
イエス様を信じるとはどういうことでしょうか。イエス様の白い衣に金のベルト、金髪でブルーアイのお姿を想像して、「あなたを信じます」と言うことではありません。聖書は、はっきりと教えています。
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった」(ヨハネ1:12)
イエス様を信じるとは、「その名」を信じることです。さまざまな問題ばかりに目を留め、どうしようかと悩み続ける人には、イエス様を信じることの本当の意味が分かっていません。というのは、イエス様の名の力、つまりイエス様の名で祈れば、全ての問題が解決するという事実を知れば、悩み続けることは決してないからです。
「すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました」(エペソ1:21)
その力ある名は、教会に与えられました(同22)。私たちは、全てに勝る名をすでに頂いています。その名を信じているのです。自分にできなくても、このイエス様の名で祈るならば大丈夫だと知っています。イエス様の力ある名を信じるとき、その祝福が私たちの現実となるのです。
イエス様を信じることの一つ目は、イエス様の名を信じることでした。では、二つ目は何でしょうか。
「なぜなら、万物は御子にあって造られたからです。天にあるもの、地にあるもの、見えるもの、また見えないもの、王座も主権も支配も権威も、すべて御子によって造られたのです。万物は、御子によって造られ、御子のために造られたのです」(コロサイ1:16)
神がお造りになったのは、目に見えるものだけではありませんでした。目には見えないものも造られました。現に神は、私たちの目に見えないところにおられます。
「主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです」(Ⅱコリント8:9)
目に見えないところに、神が私たちに与えてくださった富があるということです。それを信じることです。それを知った人には、心配事がなくなります。
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです」(マタイ11:28~30)
クリスチャンは、重荷を負わない人です。神を信じていると言いながら、自分で何とかしようとする人がいます。神にお任せすればいいのです。すべてを解決するものが、目に見えない天にはすでにあるのですから、ただ「信じます!」と受け取ればいいのです。
すでに必要は天にあるのです。銀行に行けば必要な額の預金があるのに、どうしてお金がないと言って心配するでしょうか。それと同じです。
ないものは来ません。ちゃんと天にあるのです。ですから来るのです。天にあるものを受け取れば解決します。目に見えないものを信じること、それが、私たちクリスチャンの歩みなのです。(続く)
■ 空飛ぶクリスチャンになる3つのステップ: (1)(2)(3)(4)
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神内源一(じんない・げんいち) / 徐起源(そう・きうぉん)
ERM聖書学校校長。恵那クリスチャンセンター(岐阜県恵那市)牧師。恵那レーマミニストリー代表、愛知県一宮市の超教派聖会「ワールド・リバイバル・カンファレンス」の理事・講師を務めるなど、その活動は多岐にわたる。同校本部の岐阜県恵那市に加え、京都、岡崎(愛知)、沖縄、立川(東京)など全国数カ所で聖書学校、聖会をおよそ月1回のペースで行っている。インターネット聖書学校、通信聖書学校等も現在開講中。※画像は恵那レーマミニストリーのロゴ。