論説・コラム
-
平安のある家庭 穂森幸一(80)
英語の home(ホーム)という言葉の語源は、「暖炉のあるところ」という意味があるという話を聞いたことがあります。暖炉で薪(まき)を燃やし、炎を見つめていると心が落ち着いてくるような気持ちです。
-
わが人生と味の道(53)随想録:神・信仰5 愛と知恵を人生の柱とする 荘明義
苦も楽も、あなたの考え方があなたの人生を決めます。時には、頭が良すぎるために神に頼ることもせず、考え過ぎてその結果、自分で自分を苦しめてしまうようなことがよくあります。
-
死に勝るいのちを得て(112)この乱れた世はどう位置づけられるか 米田武義
いじめの問題、小・中学生の自殺の問題、先生の殺人、親が子を殺す、または子が親を殺す、社会的要職の人の殺人や背任等々、最近はとどまるところを知らないかのごとくに、冷酷で道徳など存在しないかのような事件が多い。
-
日本宣教論(35)日本国内の状況:「きけ わだつみ」現象 後藤牧人
あまり取り上げられていないことであるが、岩波文庫版の『きけ わだつみのこえ』の巻末に編集者の苦悩がつづられている。この書の編集に当たって、主として東大の教授からなる担当者たちが悩んだ大きな問題があった。
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(16)幼子の命 広田信也
昨年の秋、米国に住む娘夫婦に男の子が生まれた。私たちにとって待望の初孫の誕生である。遠方のため会いに行くことは難しいが、頻繁に送られてくる写真や映像に触れるだけで、新しい時代への幕が開けたような気持ちになる。実にうれしい限りである。
-
心にゆとりを持つ秘訣 菅野直基
心にゆとりがある人には、幾つかの特徴があります。朝起きたら、まず神に祈り、相談しながら、「自分がやりたいこと」を優先順位の下位に設定し、「神の目から見て最重要なこと」を優先順位の上位に設定します。
-
英語お宝情報(6)スピーキング力は英語万能薬 木下和好
世界のどの言語であっても、言葉の能力には4つの分野がある。リーディング、ライティング、リスニング(ヒアリング)、そしてスピーキングである。学習方法を誤ると、4つの能力の習得度合いに大きな差がついてしまう。
-
百人一読―偉人と聖書の出会いから(34)ドワイト・ムーディー 篠原元
米国のシカゴにある教会の日曜学校に男の子が突然やってきました。みずぼらしい洋服、緊張した態度。そして周囲の人に対する敵対心がもろに出ているこの少年を、みんなは無関心に見て見ぬふりをしていました。
-
まことの喜び(34)愛の神様 イ・ヨンフン
誠実を愛するという言葉には、2つの意味が込められています。すなわち「他人を赦(ゆる)すこと」と「他人を憐れむこと」です。
-
与えられた信仰を用いる癒やし 万代栄嗣
聖書の神の御言葉に立って、今も生きて働かれる神の恵みに触れる、真の信仰の世界に置かれていることを感謝し、今日は使徒3章「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう」と言った、ペテロ、ヨハネに注目してまいりましょう。
-
【聖書クイズ】召命の時にモーセと同じような理由で神様に訴えた預言者は?
モーセは、ミディアンで神様からの召命(ある使命のために、人を呼び出すこと)をされたとき、口べたであることを神様に訴えました。以下の預言者の中で、召命に当たって同じような理由で神様に訴えたのは、誰でしょうか。
-
牧師の小窓(72)農夫と2つの瓶 福江等
インドに古くから伝わる民話があります。ある所に1人の農夫がいました。彼は遠くの泉から新鮮でおいしい水を汲んでご主人の家に毎日運んでおりました。何キロもある田んぼのあぜ道を歩いて毎日水運びをしておりました。
-
なにゆえキリストの道なのか(83)ノアの洪水と箱舟は本当にあったことか 正木弥
旧約聖書の創世記6~9章に大洪水とノアの箱舟の記事があります。もちろん、事実あったこと(出来事)として記述されています。また、バビロニアの次のような資料に、大洪水について記述があります。
-
神声人語―御言葉は異文化を超えて―(16)聖書翻訳をはばむとげやいばら 浜島敏
聖書翻訳が、いともたやすい仕事であるかのような印象を抱いている人がいますが、こんな人たちは、一足ごとに翻訳者の行く手をはばんでいる煩わしいとげやいばらに考え及ばないのです。
-
聖山アトス巡礼紀行―アトスの修道士と祈り―(24)ケリの祈り1:夜明けのエーゲ海 中西裕人
夜中の3時。辺りは何も見えない暗闇。美しく、尖った三日月の下から、体のそれほど大きくないM司祭が大きなザックを背負い、現れた。
-
良い友と悪い友 7つの聖書箇所から学ぶ正しい友人関係
友情は大切だ。友と一緒であれば、1人よりもいろいろなことができるし、大きなことを成し遂げたり、より確かな意思決定をしたりすることができる。しかしながら、友を持つことそのものよりも重要なことの1つに、正しい友を持つ、ということがある。
-
キリストは弁護人 穂森幸一(79)
30年ほど前に長期研修のため米国に滞在することになりましたが、私は心配症だったために、異国の地で誤認逮捕されたらどうしようかとか、もし何かトラブルに巻き込まれたらどうしようかと思い悩んでいました。
-
温故知神—福音は東方世界へ(68)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本13 川口一彦
十字を印としていたとは十字を切ること、十字にかたどったものを身に着けていたことがうかがい知れます。今日多くの信徒が十字を貴ぶのと似ています。
-
死に勝るいのちを得て(111)好む好まざるを問わず、霊の世界に行く 米田武義
聖歌を賛美に用いている。聖歌や讃美歌は大好きである。しかし正直に言うと、聖歌の中の天国のパートはあまり好きではない。理由は分からないが、多分メロディーや詩句に原因があるのかもしれない。
-
福音の回復(30)苦しみの原因と解決 三谷和司
神は愛であり、人はその愛の神に似せて造られた。そのため、人は人を愛することに喜びを覚え、人を愛せないことに苦しみを覚える。人を「敵」にし、人に「憎しみ」を抱き、人と「争う」、これが人の苦しみとなる。