こんな時にどうするQ&A 聖書的原則と私の体験(7)
上司の命令と従うことのバランスをどう考えるか
キリスト者は仕事の場で、上司に命令されたことと、上司に従うこととのバランスをどのように取ればよいのであろうか。法律に違反するようなことや、明らかに不正と思われるようなことをするよう命令された場合には、たとえ後でいろいろな嫌がらせや不利益を被ることが予想されるとしても、それらに従うべきではないことは言うまでもない。
また、明らかに神の教えに反すると思われるような命令に対しても、従うべきではないことは言うまでもない。しかし、この際注意すべきことは、上司と自分の間で意見や考え方の違いがある場合、また両者間で人事的な評価や見方などに対して食い違いがある場合、さらに自分に対して理不尽と思われる指示がある場合など、上司の命令が明らかに神の教えに反していると言えるかどうか、明確でない場合があるということである。
その際には、上司の命令をよく吟味し、祈ることが大切である。そしてまずそれらを、神の教えに従わせるよう最大限の努力をすることが必要である。それでもなお、上司と意見が違う場合には、最終的には上司に従うことが必要である。ローマ13:1に「人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられたものです」とあるからである。
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(参考並びに引用資料)
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