日本リバイバル同盟(NRA)の創立30周年記念聖会が28日、お茶の水クリスチャン・センター(東京都千代田区)で開催された。午前に式典が行われ、NRA副委員長の小山大三牧師(岐阜純福音教会)が基調講演を行い、午後には聖会として4人の牧師がメッセージを伝えた。
NRAは1996年、ペンテコステ派、カリスマ派、聖霊の第三の波などに立つ聖霊派諸教会が、日本のリバイバルを目指して結成した。当時、東京・神田にあった東京YMCAの会館で5月27日に創立総会が開かれ、奥山実牧師(宣教師訓練センター所長)を初代委員長、故野口皓(あきら)牧師(シオンの丘キリスト教会)を初代事務局長としてスタートした。
式典では、創立当初から関わってきた中見透牧師(御殿場純福音キリスト教会)が証しを語り、事務局長の大久保みどり牧師(主イエス・キリスト教会)があいさつを述べた。
中見牧師は、多数の聖霊派の牧師が集まり、熱気を帯びていた創立総会の様子について、「主がこれから日本で何をなされるのかという思いで、皆心熱くしていた」と回顧。この30年の歩みにおいても、聖霊の臨在がさまざまなところで表されてきたとし、6千人余りを収容可能なコンサートホール「東京ベイNKホール」(千葉県浦安市、現在閉館)で1999年に開催された「日本ペンサコーラ聖会」を、「圧倒的な聖霊の臨在の満ちあふれる大聖会」だったと振り返るなどした。
大久保牧師は、NRAには現在も北海道から沖縄まで400近い教会や牧師らが協力していると述べ、さらなる発展のために参加者一人一人に協力を求めた。
小山牧師は基調講演で、聖霊派の世界的な流れに触れつつ、NRAのこれまでの歩みや歴史的意義、課題を語るとともに、「祈りなくしてリバイバルは起こらない」とメッセージを伝えた。
小山牧師はNRAの始まりについて、「教理的なことは細かく言わず、とにかく日本のリバイバルを求めるという一点に集中して組織された」と説明。NRAの歴代委員長や、この流れの中で生まれた「ハーザー」誌や「リバイバル新聞」(現「舟の右側」誌)などに触れた。
NRAが「力を入れてきた働き」としては、▽トム・ヘス牧師の「エルサレム万国祈りの家」の働きに呼応して2006年から始めた「祈りの祭典」や「祈りの家」「祈りの塔」などの祈りのムーブメント、▽日本プロテスタント宣教150周年記念大会(09年)への協力、▽エンパワード21全日本大会(13年)、▽日本宣教フェスタ(17年)、▽東日本大震災を契機に始めた被災者支援──などを挙げた。
NRAの課題としては、▽異なる教えへの対応、▽帰属意識の問題、▽次世代によるリーダーシップ──の3つを提示。異なる教えへの対応については、1970年代に米国の聖霊派内で発生したシェパーディング運動の問題などに対処するため発足したカリスマ問題委員会を「非常に参考になる」と紹介。互いを尊重し、議論を尽くしていく姿勢の大切さを話した。
NRAのこれまでの歩みや歴史的意義、課題を語った上で、小山牧師は、近代のプロテスタント教会に大きな影響を与えたA・T・ピアソンやマーティン・ロイドジョンズの言葉を引用。「祈りなくしてリバイバルは起こらない」「本当に私たちは、日本のリバイバルを切に求めていかなければなりません」と強調した。
また、「リバイバルは簡単に輸入できない」とも指摘。これまで、海外のさまざまなリバイバルの現場を視察したり、海外の著名なリバイバリストを招いて数多くの集会が開かれたりしてきた。しかし、「簡単に輸入できるほどリバイバルは安くはなかった。簡単ではありませんでした」と小山牧師。アモス書やエレミヤ書、第2列王記などを引用しつつ、霊的に祝福された場所や人を求めるのではなく、「主ご自身」を求めていくことが必要だと語った。
最後には、ツアーでジョン・ウェスレーの住居を訪れた若き日のビリー・グラハムが、リバイバルを求めてウェスレーが祈った部屋に一人残り、「主よ、(リバイバルを)もう一度行ってください」と祈っていたエピソードを紹介。「私たちが祈らないなら、どうして日本にリバイバルが起こるでしょうか。NRAはリバイバルを求める同盟です。『日本リバイバル同盟』の名の通り、日本のリバイバルのために、神様を休ませないほどに祈り続けていこうではありませんか」と呼びかけた。
午後の聖会では、いずれもNRAの委員長経験者である三坂正治牧師(関東栄光教会)、水野明廣牧師(神の家族キリスト教会)、村上好伸牧師(カリスチャペル)、また現委員長の永井信義牧師(東北中央教会)の4人がメッセージを伝えた。

















