死に勝るいのちを得て
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(60)平安の心は大切か 米田武義
昨年の正月は、本当に平安であった。子どもたちも一応自立し、どうやって定年後の生活を楽しもうかなど、余裕のある日々を夢見ていた。が、数日もたたないうちに、その平安は吹っ飛んでしまった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(59)正しい子育て 米田武義
自分自身に関しては、子育てを語る資格はないかもしれない。私はほとんどの人同様、長期的な方針や、芯のある思想もなく、古来信じられてきた日本人の道徳を精神的な支えとし、子どもたちもそういう日本古来の徳を追求するのが目標であると思っていた。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(58)労苦できることが喜び 米田武義
本当に体がだるいとか、疲れて苦しいとかであれば休養しなければならないが、これといってすることがないので、ダラダラと過ごしたりしているために、体が鈍ってしまい、体調が悪くなることがある。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(57)妻は何番目か 米田武義
病気を宣言されて死を覚悟したときに、自分は誰を一番愛しているのかを考えた。あえて順位をつけてみた。妻、子ども、両親・・・。当然かもしれないが、妻が第一であった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(56)信仰に応じて行う 米田武義
私たちは、この世で活動し仕事をしていると、時には思い切って行動したり決断したりしなければならない。逆説的になるようであるが、こんな時でも決して無理をしない、背伸びをしない姿勢が大切である。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(55)人間はもともと感謝しない 米田武義
人間は、不平不満・愚痴はしょっちゅう言うが、感謝は、よほど心掛けていない限り、あまり口に出さない。またその心もない。これは、人間の性質を考えると当然といえる。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(54)夢は真実 米田武義
私が見る夢の大半は、クモに関する夢か泥棒に関する夢であった。いろんな思いや、その日に経験して強く心に感じたことが、クモや泥棒の形をとって現れるのである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(53)逆境を友とする 米田武義
従業員もいろいろな都合があり、いつまでも当社で働くとは限らない。私がいた35年の間に本当に多くの人が従業員となり、また去っていった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(52)私たちが神を作ったのではない 米田武義
昨日、久しぶりに長編テレビ映画を見た。第2次世界大戦中の話であり、エリート海軍の子ども(兄妹)が戦争孤児となって、ついには生きる術も知らず死に追いやられてしまう、何ともやりきれない映画である。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(51)相手は自分を反映する鏡 米田武義
自分が病気になったり、弱い立場になったとき、強い立場にある人の気持ちは、手に取るようによく分かる。自分の考えを言うときや、何かを頼むときや、せっかくの行為をお断りするとき等々、低く丁重に出るときはよいけれども、そうでないときは、何か不愉快な感じを与えるようである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(50)究極の経験 米田武義
自分のすることを全て相手が分かってくれるはずがない。日本人特有の腹芸とか阿吽(あうん)の呼吸とかは、ある道を探究する者同士では通用しても、一般社会では通用しにくい。分かっているだろうとか、分かってくれるだろうという一種の甘えは捨てなければならない。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(49)天下人 米田武義
新年早々思い出すのは、約1年前に大病が発見されたことである。正直、年を越せるかどうか分からなかった。大腸を手術後、夜中に鎮痛剤を投与するまで、痛さでうなっていたとき、ベッドの上で必死で祈っていたとき、夢を見たのを思い出す。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(48)感謝は人の背後の神に 米田武義
大阪の人は、小さな事にでもすぐ“おおきに”と言って、感謝の言葉を口に出す。これは聞いていて本当に気持ちの良いものである。私も中小企業を経営していた頃、毎月1回は給料を渡すときに“おおきに”と言われるのは、悪い気はしなかった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(47)私たちの考えることは全てお見通し 米田武義
数日前に、聖霊のことを日記に書いた。あまりにも私の中でイエス・キリストや父なる神に比べて、存在感が薄いからであった。その時は、一応納得したかに思えたが、やはりまだはっきりしないところがある。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(46)問題はイエスが解決してくださる 米田武義
病気になって、以前よりもずっと神に頼るようになった。とはいっても、信仰の弱さ故、何度も落ち込んでしまった。でも、暗闇の中で希望の光を与えてくれたのは、いつもイエス・キリストであったように思う。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(45)人は人によって癒やされる 米田武義
人間は弱い。だから落ち込むときもある。本当に神経がまいってしまうくらい落ち込むときもある。社会の人間関係の柵から逃げようにも逃げられずに落ち込むときもある。あまりにも長い目的への道のりに落胆したときや、その他いろいろである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(44)食べ過ぎは罪である 米田武義
私は大病を患って、いろいろと精神的な面からのみでなく、物質的な面からも考えてみた。いろいろと食事に関して反省もし、改めもした。しかし私は毎日仕事をしていたとはいえ、基本的には妻と同じものを食べていたわけである。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(43)神の治療に感謝する 米田武義
今振り返ってみると、ずいぶんいろいろと感謝なことがあった。腸の手術をした時は、しばらく肚(はら)に力が入らず排便に苦労し、数日間ではあったが絶食しなければならなかった。尿道や気道にパイプが通っていたため、不愉快であった。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(42)正直に神様にぶつけてみる 米田武義
生死に関わるようなことや、会社の倒産の憂き目に遭うか、遭わないかというようなことや、その他、本当に重大なことに関して考えるとき、なかなか神のみことばと自分の考えるところが一致しないことがある。
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死に勝るいのちを得て―がん闘病817日の魂の記録―(41)祈りは本当に力があるのか 米田武義
私は信仰を持ってから、数え切れないほど祈ってきたけれども、心のどこかに不信感のようなものがあった。つまり本当に効果があるのだろうかという気持ちがどこかにあった。
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