神学書を読む
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神学書を読む(81)池上彰著『聖書がわかれば世界が見える』
牧師という仕事柄だろうか、書店に行き「キリスト教」とか「聖書」という言葉を冠した書籍を目にすると、思わず足を止めてしまう。そんな中で出くわした本書は、まさにクリスチャンと未信者の両者にとって益となる良書である。
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神学書を読む(80)聖書の知恵を余すところなく体感させてくれる「コヘレトの言葉」を堪能できる3冊
今回取り上げる3冊は、「コヘレトの言葉」を専門に学び、数々の著作を発表している小友聡氏(東京神学大学教授、日本基督教団中村町教会牧師)の最近の著作である。小友氏の40年近い研究成果が、今回取り上げる3冊にまとめられている。
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神学書を読む(79)これぞ誰でも手にできる「組織神学」の本! 橋爪大三郎著『いまさら聞けないキリスト教のおバカ質問』
「神学」と聞くと、とっつきにくいイメージをお持ちではないだろうか。それでもまだ「実践神学」とか「聖書学」というと、何をするかがある程度イメージできるため、少し柔らかくなる気がするものだ。だが「組織神学」となるとどうだろうか。
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神学書を読む(78)島田裕巳著『性(セックス)と宗教』
さまざまな宗教において、「性」に関するタブーを散見することがある。特に私が生まれ育ったキリスト教、その中でも保守系(福音派、ペンテコステ派)において、この傾向は強かった。
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神学書を読む(77)若松英輔・山本芳久著『危機の神学 「無関心というパンデミック」を超えて』
『不要不急』を取り上げた昨年9月の段階では、これに比する一般書が日本のキリスト教界からは出ていなかったように思う。しかし同年12月、ついに真打登場である。本書『危機の神学』は、まさにキリスト教界からのアンサーといえるだろう。
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神学書を読む(76)『ICU式「神学的」人生講義 この理不尽な世界で「なぜ」と問う』
国際基督教大学(ICU)で「キリスト教概論」を教えておられる魯恩碩(ロ・ウンソク)氏が、自身の講義を学生との対談形式にして出版した一冊。かつて取り上げた佐藤優氏の『「悪」の進化論』と似た形式である。
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神学書を読む(75)山本芳久著『キリスト教の核心をよむ』
かねがね思っていることだが、「神学」という用語は、とてもとっつきにくい印象を与えてしまう。「難しい」「私には無理」「それは牧師先生たちで・・・」。そんな声が聞こえてきそうだ。
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神学書を読む(74)小山大三著『現代ペンテコステ運動の歴史―アズサ・リバイバルから第四の波まで』
ペンテコステ運動の歴史をまとめるのはとても難しいといわれている。そんな中、岐阜純福音教会顧問牧師の小山大三氏が、ペンテコステ運動の歴史を短く、的確にまとめて出版したことは、大いに歓迎すべきことである。
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神学書を読む(73)宗教家必読の一冊『宗教の本性 誰が「私」を救うのか』
本書は、「宗教」とされる団体、またはその関連施設に関わる人が一度は読むべき一冊である。往々にして「宗教家」(特定宗教を社会に浸透させることを生業とする人々)は、己の信奉する「宗教的世界観」のみを「真理」として受け止めてしまう傾向が強い。
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神学書を読む(72)アカデミズムの幕の内弁当(豪華版)! 佐藤優氏の集中講義を忠実に再現した『「悪」の進化論』
博覧強記とはまさにこのことである。本書『「悪」の進化論 ダーウィニズムはいかに悪用されてきたか』は、作家にして神学者の佐藤優氏が同志社大学京田辺キャンパスで行ったサイエンスコミュニケーター養成副専攻の集中講義を、ほぼ完全収録したものである。
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神学書を読む(71)佐藤優著『13歳からのキリスト教』
まず言いたい。本書は良書である。職業柄、教会の若者や最近教会に来始めた人向けに適した書籍を常に探している。「こんなことなら、自分で書くしかないか」と思う日々が続いていたが、ついに出会えた最良の書が本書『13歳からのキリスト教』である。
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神学書を読む(70)歴史神学と音楽理論の見事なコラボ!ゴスペルフリーク必読の書!『歌って生き抜け 命のコーラス』
本書は数多あるゴスペル本の中でも、ひときわ異彩を放っている。一般的には「これがゴスペルだ!」とか、「こうするとゴスペルはより深化する」という正のベクトルで物語られるものである。しかし本書はその逆をいく。
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神学書を読む(69)牧師・教会役員必読の一冊! 森本あんり著『不寛容論 アメリカが生んだ「共存」の哲学』
本書のテーマを平たく言えば、「異質な他者との付き合い方」であろうか。「共存」という考え方を導き出すために、「寛容論」の歴史的変遷を詳述し、米国黎明期に活躍したピューリタンたち、特にロジャー・ウィリアムズの半生を物語る内容となっている。
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神学書を読む(68)岡本亮輔著『宗教と日本人―葬式仏教からスピリチュアル文化まで』
本書は宗教論的見地から「日本人」を分析した好著である。「日本人の宗教性」に関して、昔から言い古されてきた表現に「正月は初詣、夏はお盆、秋は七五三、年末はクリスマス。結婚式はキリスト教式、でも葬式は仏式」というものがある。
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神学書を読む(67)長谷川修一著『旧約聖書〈戦い〉の書物』
日本においても聖書に関する書籍は毎年出版され、その数は増えている。しかしそれは、言い換えれば「玉石混合」ということでもある。その中で本書『旧約聖書〈戦い〉の書物』は、確実に「玉」である。
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神学書を読む(66)『旧約聖書の政治史 預言者たちの過酷なサバイバル』
本書は、筑波大学名誉教授の古田博司氏による力作である。専門は政治思想・東洋政治思想史。その視点から、古田氏が青年時代に読み始めた聖書、特に旧約聖書を社会科学の立場から解釈すると、どんな絵が見えてくるかという面白い試みである。
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神学書を読む(65)『上馬キリスト教会ツイッター部のキリスト教って、何なんだ?』
「世界一ゆるい聖書入門・聖書教室」シリーズで、文字通り一世を風靡(ふうび)した上馬キリスト教会ツイッター部。このブレイクによって一気に人気作家の仲間入りを果たした(?)ツイッター部の「まじめ担当」こと、MAROさんの最新刊が本書である。
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神学書を読む(64)最も実用的な神学研究の一例がここに!『英米文学者と読む「約束のネバーランド」』
「神学」というと、文字通り「(キリスト教の)神に関する学問」となるが、そのレンジは広い。そして、今回取り上げるような書物もまた、大きな視点で見るなら「神学書」と表現することができよう。
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神学書を読む(63)『ヤバいぜ!聖書(バイブル) あなたに贈る40のメッセージ』
そんな少し「異質な」クリスチャンたちのことがメディアで取り上げられるようになったからだろうか、ついにキリスト教学校のオフィシャル本として明治学院が昨春、『ヤバいぜ!聖書(バイブル) あなたに贈る40のメッセージ』を発刊した。
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神学書を読む(61)僧侶、牧師にして教授の2人による刺激的な対談集 『宗教は現代人を救えるか』
京都の花園大学文学部長・教授にして浄土真宗の僧侶である佐々木閑(しずか)氏と、同じく京都の同志社大学神学部長・教授にして日本基督教団の牧師である小原克博氏。両者のある意味ガチンコ対談集が本書である。
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