論説・コラム
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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(17)新約聖書の日本語訳完成す
1872(明治5)年。山手町39番地のヘボン家の診察室に東京と横浜在住の宣教師たちが集まり会議を開いた。主な案件は、「聖書翻訳の合同作業の結成」「教派によらない日本基督公会の主旨徹底」「日本人宣教師の養成」などであった。
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京大式・聖書ギリシャ語入門(5)直説法・能動態・現在の動詞の活用
動詞では、エイミ(εἰμί)という動詞と、メノー(μένω)という動詞を主に学びましたが、この2つの動詞の活用を覚えてしまいましょう。メノーと同じ活用をする動詞は多いのに対し、エイミの方は変則的な活用です。
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子育てパパのキリスト教ひとり言(9)自分を捨てること
聖書はこう語っている。「それから、イエスは弟子たちに言われた。『だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい」(マタイ16:24)。
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闇から光へ~的外れからの解放~(73)情報商材 佐伯玲子
「手術しないで子宮筋腫を治す方法はないものか?」と・・・X教とレイキだけでは不安になった私は必死で探し、「ホルモンバランスを整えれば、子宮筋腫は改善する!」というマニュアルの情報商材を見つけました。
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信仰による感謝の心 万代栄嗣
先日、メトロの働きの後、10名の里親の皆様と世界的に有名な教会の礼拝に4カ所出席しました。その中で共通して語られたテーマは“感謝しよう”でした。米国はその時期、収穫感謝祭だったのです。
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はっつぁんとかおる姫(2)大切なプレゼント 星野ひかり
今日は特別な日になる予感がするのです。なぜなら今日は戸根先生に誘われて、ホームレスの方たちへの越冬炊き出しのボランティアに参加するのですから。隣町の教会の企画に戸根先生と奥様と、教会員の先輩たちと一緒に加わります。
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ブーゲンビリアに魅せられて(最終回)厳しさの先に喜びが―感謝あふれる卒業式 福江等
卒業式は、どこの学校でもそうだと思いますが、マニラの神学校でも気持ちが高揚する特別な時です。卒業生たちは、ここまで来るのに3年から5年の長きにわたって、厳しい勉学に耐えてきています。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(58)「孤独死」への備え 広田信也
終活という言葉は、2009年ごろに週刊誌で初めて使われた新しい用語で、まだ10年もたっていない。しかし、高齢化が急速に進む中、世間一般に急速に広まり、今では日常的に使われるようになった。
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なにゆえキリストの道なのか(171)私は天国に行ける? 正木弥
誰でもこの世の命が終われば、天国に行きたいと思っています。天国は天の御国、神の国ともいいますが、そこは天地の主“神様”の御座、神様の本拠です。従って、御使いや神の子たちなどが行くところです。
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三浦文学の魅力と底力(5)三浦綾子さんと星野富弘さん 込堂一博
旭川に転任してすぐに三浦夫妻を表敬訪問したとき、綾子さんのエッセー集『風はいずこより』(いのちのことば社)を1冊頂きました。その中に「苦難と不幸」というエッセーがありました。
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主は生きておられる(82)カーテンをそっと 平林けい子
朝、愛猫に起こされて目覚める。イエス様、おはようございます。カーテンを開ける。カーテンを開けるのがいやだったときがあった。いつまでも開けずにいたいと思っていたとき、イエス様がカーテンを開けてくださった。
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心の通うあいさつ 穂森幸一(119)
初めて米国を訪問し、ホームステイしていたとき、私が最初に英語に接したときのことを聞かれました。私が小学校から中学校に進むとき、英語という新しい教科があることを知り、緊張したことを話しました。
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教会の成長拡大に貢献する人財の育成(2)ミニストリーの目的を明確にする ジョシュア佐佐木
教会でのミニストリー(奉仕)の種類はたくさんあります。教会の成長拡大のためには、教会で行われる、すべてのミニストリーに関して高い基準を設定して、奉仕の質を向上させていくことが求められています。
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日本宣教論(79)社会と共同体 後藤牧人
これから考えたいのは、次のことである。それは日本的な価値観が支配している社会の中で「キリスト教会」という礼拝者共同体を形成しようとするとき、どのような日本的現象が起こるのかということである。
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子育てパパのキリスト教ひとり言(8)恥ずかしいこと
パウロの言葉に「私は福音を恥とは思いません」(ローマ1:16)がある。パウロはなぜこんな言葉を書いたのだろう? 本当は恥ずかしかったから? いや、あのパウロの性格からしてそれはないだろう。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(60)「弟子となる」 浜島敏
弟子となることは交わりの一種です。私たちの「先生」は飢えている魂に講釈を垂れるようなお方ではなく、語り掛けてくださるお方なのです。ケニヤのキプシギス人はこれを「見習い」と呼んでいます。
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はっつぁんとかおる姫(1)知っている景色 星野ひかり
朝が来ると、胸のしこりがうずきます。鉛のような固いしこりは鈍い痛みを伴って、体をぐんと重くします。かおるの胸のしこりの正体、それは「憎しみ」です。いっそ体を焼かれたほうが楽だ。そう思うほどにそのしこりは熱く焼けただれたように痛みます。
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ブーゲンビリアに魅せられて(16)窓の外から歌声が―共に喜び共に泣く 福江等
同じキャンパスの中で生活を共にしていますと、文化も言葉も背景もまったく異なる者同士でも、大家族のようになってきます。誰かが病気になればできるだけの励ましを与え、経済的にも支援し合います。
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福音の回復(74)原罪について―なぜアダムは罪を犯したのか?―後編 三谷和司
「後編」では、なぜアダムは罪を犯したのかを考察し、「悪の起源」を明らかにする。その前に、神から見た人の「罪」を定義しておきたい。それは「不信仰」であり、神を信じないことを指す。
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福音の回復(74)原罪について―なぜアダムは罪を犯したのか?―前編 三谷和司
「原罪」という言葉を聞いたことがあるだろうか。「原罪」とは、アダムが犯した最初の罪のことをいう。そして、アダムが罪を犯したことで人の中に罪性(罪を犯す性質)が誕生し、私たちはその罪性をアダムから引き継ぎ、罪を犯すようになったとされる。
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