ルカによる福音書
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ルカ福音書を読む(13)「百人隊長と癒やされた部下」―とりなしの祈りがなされての再出発― 臼田宣弘
今回は7章1~10節を読みます。イエス様は6章で伝えられている説教をされた後、シモンの実家があるカファルナウムに戻られました。カファルナウムには、小隊が駐屯していました。その小隊を指揮していたのが、今回のお話に登場する百人隊長です。
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ルカ福音書を読む(12)「例えで語られるイエス様」―そしてそれを行いなさい― 臼田宣弘
今回は、6章37~49節を読みます。37~38節では4つのことが教えられていますが、最初の2つは「人を裁くな」「人を罪人だと決めるな」という禁止命令であり、後の2つは「赦しなさい」「与えなさい」という行動命令です。
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ルカ福音書を読む(11)「してほしいことを人にもしなさい」―新約聖書の黄金律― 臼田宣弘
今回は6章27~36節を読みます。今回の箇所もマタイ福音書の「山上の説教」、特に5章38~48節に対応しています。27~30節は愛敵の教えです。イエス様は、続けて4つのことを語られます。
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ルカ福音書を読む(10)「幸いと不幸」―イエス様の説教から― 臼田宣弘
今回は6章20~26節を読みます。この箇所を含めたイエス様の説教群の一つであるルカ福音書6章17~49節は、マタイ福音書5~7章の「山上の説教」に対応しています。ルカ福音書では「幸い章句」だけでなく、後半に「不幸章句」があることが特徴です。
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ルカ福音書を読む(9)「シモンたちの召命」―人間をとる漁師に― 臼田宣弘
今回は4章38~40節と5章1~11節を読みます。前回、イエス様がナザレの会堂で話されたことをお伝えしました。その日の夕方、イエス様は漁師シモンの家に行きます。これは、ラビを安息日の祝いの食事に招く習慣によるものと考えられているようです。
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ルカ福音書を読む(8)「ナザレでの宣教」―イザヤ書の朗読を通して― 臼田宣弘
このコラムは、2022年度いっぱいの連載予定です。ルカ福音書は24章ありますから、1カ月に2章のペースで進めていくことになります。週1回の掲載であることを鑑み、適宜お話を取り上げていきたいと思います。
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ルカ福音書を読む(7)「荒れ野での悪魔の誘惑」―神の子ならやってみろ― 臼田宣弘
ルカ福音書はイエス様が神の子であることを明示して、その直後で今度はその神の子が、神の子であることを理由に、悪魔の誘惑に3度遭ったお話を伝えています。今回はその箇所である4章1~13節を読みます。
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人生の事情を受け止めて癒やされる主 万代栄嗣
今日のメッセージを準備しながら、個人主義の今、家族の役割について深く考えさせられました。今日の箇所は、あるやもめの母親が一人息子の埋葬に出かけるところに、イエス様が出会った話です。
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ルカ福音書を読む(6)「わたしの父の家」―神殿の少年イエス様― 臼田宣弘
前回、イエス様の両親がみどりごイエス様と、律法に定められた行事のためにエルサレムの神殿に行ったことをお伝えしましたが、それらのことをすべて終えた3人は、100キロ以上離れた自分たち町ナザレに戻りました。イエス様はそこで成長していったのです。
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ルカ福音書を読む(5)「シメオンとアンナ」―老預言者たちに差した希望の光― 臼田宣弘
今回は2章22~38節の神殿奉献と2人の老預言者の話を取り上げます。第2回でお伝えしたことですが、ルカ福音書において、男女がペアで登場するものの一つが、今回のシメオンとアンナの話です。
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ルカ福音書を読む(4)「アブラハムの子孫」―その新約的意義― 臼田宣弘
本コラムの第1回で、ルカ福音書1章47~55節の「マリアの賛歌」のうちの52~53節は、この福音書の主題部分であるとお伝えしました。今回はその後の54~55節を掲載します。
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ルカ福音書を読む(3)「マリアへの受胎告知」―ダビデ王朝の復興― 臼田宣弘
今回は、1章26~38節に記されたマリアへの受胎告知の場面を読みます。イスラエルのナザレに行きますと、「受胎告知教会」という教会があります。会堂内の壁には、世界各国から送られてきたマリアと幼子イエスのモザイク画が飾られています。
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ルカ福音書を読む(2)「洗礼者ヨハネの誕生」―老夫妻の新たな出発― 臼田宣弘
それでは、今回からルカ福音書を順次読んでいきましょう。最初は、洗礼者ヨハネの誕生に関する出来事です。このお話は、1章5~25節と同57~66節に分散されていますが、一部を省いて両方を一緒に掲載します。
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ルカ福音書を読む(1)「やり直せます」―私の考えるルカ福音書のテーマ― 臼田宣弘
約4年間にわたって、「コヘレト書を読む」「パウロとフィレモンとオネシモ」「コヘレトと新約聖書」という3つのコラムを連載してきました。新年度からは新たに、「ルカ福音書を読む」(毎週水曜日掲載)というコラムの連載を始めたいと思います。
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コヘレトと新約聖書(8)「神に依り頼む歩み」―勧善懲悪とイエスの教え― 臼田宣弘
今回は、コヘレト書7章15~22節を扱った「コヘレト書を読む」の第19回でお伝えしたことを基に執筆します。この箇所では、古代ギリシャ宗教に見られた「勧善懲悪」の教えに、コヘレトが抗しているのではないかとお伝えしました。
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コヘレトと新約聖書(6)「不幸と幸福」―浮かび上がらせているもの― 臼田宣弘
コヘレト書5章12節~6章2節は、インクルージオ(囲い込み)構造になっています。5章17~19節の「幸福なこと」を、5章12~16節と6章1~2節の「不幸なこと」で囲い込むことによって、「幸福なこと」を浮かび上がらせているのです。
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コヘレトと新約聖書(4)「三つよりの糸」―善きサマリア人の例え話にそれを見る― 臼田宣弘
コヘレトが大切にしていることは3つあります。1つは「今この時に、永遠の神からのプレゼントである食べ物と飲み物を喜んで頂く」ことです。2つ目は「他者と共に生きる」ことであり、コヘレト書4章9~12節はこれに該当します。
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主キリストの癒やしに集中しよう! 万代栄嗣
冬季オリンピックが北京で行われました。オリンピックに出場した選手たちはこの2年間、コロナによって多くの制約を受けながらも自分たちに今、何ができるのか、ありとあらゆる可能性を考え、工夫を重ねて鍛え続け、オリンピックに焦点を合わせて練習してきました。
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すべてを超越しておられる主 万代栄嗣
今日の聖書箇所から、平面的で行き場のない人間の世界に、上から降って来られたイエスが、神の力を現してくださることを3つのポイントで確認し、その恵みを喜びたいと思います。
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一人一人を癒やされる主 万代栄嗣
イエス様を救い主として信じて歩む私たちには、癒やされる恵みが与えられていることを感謝します。今日の聖書箇所から、癒やし主であるイエス様について3つのポイントから学んでまいりましょう。
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