佐々木満男
弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。
弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。
東京オリンピック用の小冊子『大会の歴史と物語』を福音伝道の目的で配布している。クリスチャンでない人にも非常に好評で、中には「家族に読ませたいので、もう2冊頂けませんでしょうか?」という問い合わせも来ている。
「主人が亡くなってから話し相手がいなくなりました。もう一週間も誰とも話していません。こうして、どんどんボケていくのかと思うと、とても心配です」。相続の打ち合わせのため、外出できない高齢者のお宅を訪問することが多くなってきた。
「お話を聞いていただいた日の夜から、数カ月ぶりにぐっすり眠れました。本当にありがとうございました」。このようなお礼のメールを、対人関係の大きな悩みを抱えて相談に来られた方から頂いた。
多くの問題の原因は人間関係のもつれにある。もつれた結果を相手のせいにすると、その人を恨み続けてしまう。こうして否定的な思いにとらわれていると、すべての物事が否定的に思われ、家族や他の人との関係もうまくいかなくなり、自分の心も体も病んでいく。
「往生際が悪い」。「悪あがきをしている」。無罪を主張し続けている刑事被告人に対し、マスコミがこぞって彼を有罪と断定して浴びせる言葉である。でも、判決では無罪を宣告されることがよくある。
2020年は新型コロナウイルスによって世界中が大混乱になった。日本では死者も少なく、次第に落ち着いてきたが、ウィズコロナが心配される。経済は、政治は、来年のオリンピックは、会社は、就職は、結婚は、子育ては・・・心配したら切りがない。
「当裁判所で審理することになりますのでお知らせします」。こんなシンプルな通知が最高裁判所から届いた。だが、この通知には非常に重要な意味がある。ある民事事件の裁判で、一審(東京地裁)、二審(東京高裁)ともに完全敗訴だった。
外国の大きな教会の創立25周年記念大会に日本人ゲストの一人として招かれた。大サッカー場に5万人の会衆が集まっている。「佐々木先生、ぜひ祝辞をお願いします!」開会数分前に突然、主任牧師からこう言れた。
「その節はいろいろお世話になりました。刑務所では、聖書と信仰書を読み、悔い改めては祈る毎日でした。ボクの心の深いところがいかに不純であったかがよく分かりました。一から出直して頑張ります」
「神の国と神の義」とは何でしょうか? 霊的には、イエス・キリスト(の臨在・内住)を意味しますが、この世においては、神の子たちが神の義によって神に統治されている状態(教会・領域・王国)を意味します。
中国の武漢から始まり世界中を震撼とさせている新型コロナウイルスの猛威は依然として続いている。そんな中で、多くの人たちは恐れと不安におののき、将来の生活に希望を失っている。
「何のために生きているのか分かりません。自分の人生はいったい何だったのか。もう自分に絶望しました。早く死んでしまいたいです。ホームで電車を待っていると、ふらっと飛び込みたくなる衝動にかられます」
ある裁判で、相手は初めからあらゆる偽証と罵倒で攻めてきた。しかし、こちらは真実の証拠をもって冷静に応戦し、あと1回の裁判で勝訴が確定するところまで追い込んだ。
ある大きな伝道集会の講師として招かれたときのことである。多忙のため全く準備ができなかった上に、集会の前の晩は仕事で徹夜になってしまった。ぼ~っとした頭で会場に出向く。私の話を聴くために、数百人の参加者がぞろぞろと入場している。
中国の武漢で突然に発生した新型コロナウイルスの猛威は、世界中を震撼させている。中国からアジアに広がった被害は、ヨーロッパへ、そしてアメリカにも及んでいる。今後どこまで広がっていくか分からない。
「お世話になっている教会の都合で『今週中に部屋を明け渡すように』と言われました。どうか助けてください」。東南アジアからクリスチャンの家族3人が来日して無料で教会に滞在させてもらっていた。しかし、教会の都合で部屋を明け渡す必要が生じた。
弁護士としてさまざまな問題に取り組んでいると、いつも心の平安を持つことの大切さを痛感する。適度な不安は、問題の存在を察知し力を尽くしてこれを解決するためには、必要なストレスかもしれない。その場合には、平安はすぐに回復する。
「Mr. ササキ、あなたの結論は間違っている。もう一度、法律をしっかり調べてみなさい!」弁護士なりたての頃、勤務していた国際法律事務所の外人の上司から日本の法律問題の調査を頼まれ、その結果を報告に行ったら、こう言われて非常に憤慨した。
私は長い間くすぶっていた。いや、冷え切っていた。表面的にはかなり燃えていた。でも、内心の深いところにはいつも底なしのむなしさがあり、芯は冷え切っていた。誰とも心底から共感したことはなかった。
天才棋士といわれた将棋士の先崎学九段(48歳)が突然うつ病になった。発症の過程から病状の進展と治癒に至る経緯を『うつ病九段』(文芸春秋刊)という一冊の本にした。その中で先崎さんはこう書いている。