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心の癒やし 佐々木満男

2021年10月19日13時55分 コラムニスト : 佐々木満男
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1. PTSDと心の病

眞子さま(内親王殿下)と小室圭さんの結婚発表の際に、眞子さまが「複雑性PTSD」を患っていることが知らされ、大きな話題になった。

PTSDとは「心的外傷後ストレス障害」と言われ、「命の安全が脅かされるような出来事(外傷的出来事:戦争、天災、事故、犯罪、虐待など)によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害である。症状としては、そのつらい出来事の記憶が自分の意志とは関係なくフラッシュバックしたり、悪夢に見たりすることが続き、不安や緊張が高まったり、つらさのあまり現実感がなくなったりする。

近年、PTSDを含む心の病が激増し、今や日本国民4人に1人以上が治療を要するとされている。厚労省は2013年度から、従来の「4大疾病」(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病)に「精神疾患」を加えて「5代疾病」として位置付けるようになった。一般的な医学的治療法としては、a. 薬物療法、b. 対人関係療法、c. 認知(行動)療法などがある。

2. 牧師の息子の癒やし

クリスチャンは、医学療法だけでなく、聖書に基づく神の癒やしを体験することができる。私たちの霊、魂、体を造られた神は、当然に、それらの病を癒やすことがおできになる。「わたしは主、あなたをいやす者である」(出エジプト15:26)

a. 神の言葉による癒やし
神の言葉はいのちとなり、全身を健やかにする(箴言4:20~23)。神の言葉をよく聞いて心の内に保つならば、それはいのちとなり、すべての病を癒やす。

b. 信仰の祈りによる癒やし
「信仰による祈りは、病む人を回復させます」(ヤコブ5:15)

c. 神の愛による癒やし
12年も病で苦しんでいた女性がイエスの着物に触れただけで癒やされた(マルコ5:25~29)。この時、キリストのいのち(愛)が彼女に流れ込んだからである。

米国人牧師から息子の癒やしの証しを聞いたことがある。牧師の息子は幼い頃から非常に厳しいしつけを受けて育ったが、思春期になるとことごとく父に反抗。父に対して暴言、暴力を繰り返し、時には父子の取っ組み合いのけんかになった。息子は家出して不良の仲間入り。薬物依存に陥り、暴力事件を起こして度々警察沙汰になる。

聖書の言葉による忠告も意に介さず、両親の徹夜・断食の祈りもまったく効果がないように思えた。金を使い果たし父にせびりに教会に来たときは、礼拝中に大声で叫んだり、教会の物を投げて壊したりした。その繰り返しの結果、信徒の多くが教会を去っていった。

精も魂も尽き果てた父は、主に祈っていたときに「あなたは息子を心から愛しなさい。徹底的に愛して彼をとがめてはいけない」という導きを受けた。厳しすぎたしつけを悔いた父は、息子に何をされても絶対に怒らず、愛をもって彼を受け入れた。でも息子はますます悪くなった。

ところが、数年後のある日、家出していた息子が突然、親元に戻って来た。父を見るや息子は土下座して泣きながら告白した。「パパ、赦(ゆる)して、ボクが悪かった。何をしているか分からなかったんだ。神様に罪を悔い改めて、今日から教会で奉仕するよ」

息子が反抗し始めてから15年目のことだった。父の祈りによって薬物依存症も癒やされた息子は、青年部のリーダーとして多くの若者を救いに導き、教会は若者であふれるようになった。信徒の一人の女性と結婚し、今では引退した父を継いで教会の主任牧師として活躍している。両親の聖書の言葉による戒め、日々の涙の祈り、神の愛の実践のすべてを、主は息子を癒やすために導いてくださったのだと思う。

◇

佐々木満男

佐々木満男

(ささき・みつお)

弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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