佐々木満男
弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。
弁護士。東京大学法学部卒、モナシュ大学法科大学院卒、法学修士(LL. M)。インターナショナルVIPクラブ東京大学顧問。
日本の中高生の自己肯定感(自尊心、自信)は世界でも最低レベルといわれている。「私は価値がある人間だと思う」に「はい」と回答した人の割合が、米国57%、中国42%、韓国20%、日本8%であった。
現在、旧統一協会と政治家のつながりが大きく報道される中で、それを憲法違反だと考える人や、政教分離という観点からそれを問題視する人が多くいます。法律論として考えると、憲法で定められているのは「国家と宗教」の分離であって、「政治と宗教」の…
還暦を迎えこれが最後の同級会だということで、小学校の同じクラスの食事会に仲間が10数人集まったとき、みんなの前である女性からこう言われて返事に困った。私はその女性からいじわるされた記憶はあるが、彼女をいじめた記憶は全くなかった。
「人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし」。徳川家康のこの人生訓は日本人の心に響くものがある。「心配で心配で、夜も眠れず、仕事も手につかず、食欲もありません」。こう言って相談に来た方は、心労のため体重が15キロもやせてしまった。
「被告人を懲役3年に処する」。刑事裁判で裁判官がこう判決を言い渡す。そうすると、被告人は否応なしに刑務所に入れられ、そこで3年間働かなければならない。「被告は原告に対し金2千万円を支払え」。民事裁判で裁判官がこう判決を言い渡す。そうすると…
「私が担当した大学院生の素行が悪いので注意したら、その学生が逆切れして、大学のアカハラ委員会に訴えてきました。相談に乗ってくれませんか」。知り合いの大学教授からこう頼まれた。
日本人の協調性は素晴らしい特質であると思う。他の人の立場を尊重し、お互いに譲り合い仲良く生活することである。しかし、それが過度になると、お互いに縛りあうことになり、非常に窮屈になってくる。
10年ほど前から、国連の持続可能な開発ソルーション・ネットワーク(SDSN)が世界150カ国の幸福度ランキングを発表している。2022年版では、フィンランドが5年連続1位を占め、日本は54位にランクされた。
「これから日本の引きこもりの方々に希望を与える福音宣教の働きをしたいと思います」。知人のシンガポールのクリスチャン・Aさんは、所属していた宣教団体を定年で退職するに当たり、私にこう語った。
証拠がないために、勝つべき訴訟が暗礁に乗り上げてしまった。依頼会社から大きな段ボール十数箱で山ほど書類が届いたが、その膨大な資料をいくら調べても、一番肝心な事実を証明する証拠が見つからなかった。
「憲法第9条は、敗戦という未曽有の苦難を通して日本が神から授かった特別な恵みであり、特別な使命である。故に、外国から攻められることがあっても、日本は神によって必ず守られる」。クリスチャンであり東大総長であった矢内原忠雄氏の理想的絶対平和主義の見解である。
「福音の伝道が法律で禁止されました。どうか祈ってください」。何年か前に、マレーシア最大のプロテスタント教会を立ち上げたレイモンド・ムーイ牧師からこう言われた。
「当警察署に留置されている被疑者が、『ささき弁護士に接見に来てほしい』と言っています。どうされますか?」某警察署の留置係から電話が入った。被疑者の名前を聞くと、最近知り合ったA氏だった。
2022年の私の抱負は、「希望」である。「おじいちゃん、おばあちゃん、ちょっと座って。ボク、重大な話があるんだ!」。小学校5年生のA君から突然そう言われた祖父母は、「いったい何事か」と驚いて、A君の前に神妙に正座した。
宇宙万物の創造主・全知全能の父なる神を信じる者は、世において神を体現する「神の子」として当然に強くあるべきである。パウロは「男らしく強くあってほしい」「キリストの偉大な力によって強くなりなさい」と言っている。
「『当たって砕けろ』ってよく言いますけど、意味が分かりません。当たって砕けたら、自分がなくなっちゃうじゃないですか?」こう聞かれたことがある。
眞子さま(内親王殿下)と小室圭さんの結婚発表の際に、眞子さまが「複雑性PTSD」を患っていることが知らされ、大きな話題になった。PTSDとは「心的外傷後ストレス障害」と言われ、「命の安全が脅かされるような出来事…
「とても言いづらいのですが、被害者が加害者に和解金を払ったらどうですか?」ある裁判の和解交渉で、裁判官が思い切った提案をしてきた。「そんなばかな!とんでもありません!」私が代理していた被害者は、一言のもとに裁判官の和解案を拒絶した。
「う~っ、う~っ、う~っ」。行きつけのスターバックスで聖書を読んでいたとき、いつも一人で来ている車椅子の女の子が、大きく体を捻じ曲げ苦しそうに唸り始めた。彼女は全身まひで、コーヒーを飲むにも大変な動作が必要だった。
1年延期された東京オリンピックが、さまざまな批判と困難を乗り越えて、ついに開催された。日本は国際社会に対して開催国としての責任を立派に果たし、日本人選手たちの目覚ましい活躍により、中国、米国に次ぐ、第3位のメダル獲得国になった。