論説・コラム
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待て、而して希望せよ! 佐々木満男
愛する恋人と晴れの結婚式の最中。突然、式場に乗り込んできた警官隊が新郎を逮捕し連行して行った。彼は裁判にかけられ、無実なのに無期禁固刑を言い渡され、絶海の孤島の地下牢に閉じ込められた。
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温故知神―福音は東方世界へ(104)大秦景教流行中国碑の現代訳と拓本49 川口一彦
争乱を払い、唐の天地を拡大されました。輝ける景教は私たちの唐に伝えられると、経典を翻訳し、会堂を建てました。それゆえ、生ける者が亡くなって天国へと導かれました。思いを超えた祝福によって、多くの民は平安であります。
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コヘレト書を読む(6)「喜びの探求」―理性と欲望― 臼田宣弘
前回、知恵の探求に失敗したコヘレトは、今度は「喜び(シムハー / שִׂמְחָה)」の探求に向かいます。「さあ、喜びであなたを試そう」と自分自身に向かって語ります(1節)。
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ヘボンと日本語訳聖書誕生の物語(10)闇に輝くともしび
凶悪な事件が跡を絶たないので、幕府は神奈川一帯に住む外国人を横浜に移す計画を立て、彼らに退去を迫った。ヘボンは診療所として借りている宗興寺を引き続き借用したい旨を申し出たが、許可されなかった。
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主は生きておられる(67)私の終戦記念日 平林けい子
今日は終戦記念日。小5年だったあの日、戦争が終わった。「ほしがりません 勝つまでは」と決心して過ごした小学生。終戦で一番うれしかったのは白いご飯が食べられること、文房具を買ってもらえること、新しい靴をはけることではなく、電気をつけられること。
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74度目の敗戦記念日 村岡崇光・ライデン大学名誉教授
今年傘寿を迎えた私に74度目の8月15日が巡ってきました。もうかなり年老いた二葉百合子が心を込めて歌う「岸壁の母」を、この原稿を書きながらユーチューブで聴きましたが、胸にこたえました。
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73年目の戸田帯刀神父射殺事件を考える―「赦すこと」と「赦せないこと」 ジャーナリスト・佐々木宏人
「2・26事件は、私にとって赦(ゆる)しの対象から外れています」。昭和史研究家で有名な保阪正康氏の最新のベストセラー『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)に出てくるシスター渡辺和子の発言だ。
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ナッシュビルからの愛に触れられて(22)ジェン・クライダーはあのゴスペル界大御所の娘だった! 青木保憲
2012年に来日したクライストチャーチクワイアのメンバーの中に、特筆すべき方々が多くおられた。前回はアンジェラ・プリムさんを、前々回はジェロン・デイヴィスさんを取り上げた。そして今回は、満を持してジェン・クライダーさんについて詳述したいと思う。
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FINE ROAD(81)ポーランドの教会堂を訪ねて(4)デンブノ世界遺産木造教会 西村晴道
クラクフの南東部に広がる美しい山岳地帯、マーウォポルスカ(小ポーランド)地方。この一帯には、15世紀ごろに建てられた木造教会が今でも残っている。中でも状態のよい6つの町や村の教会が世界遺産に登録(2003年)されている。
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闇から光へ~的外れからの解放~(65)仕事探し 佐伯玲子
結果を告げると、X教祖Y氏は「まだお参りをしていない墓があるのでは?」と言いました。そこで、以前から気になりながらも探すことをしていなかった先祖の墓を必死で探し、それが「小豆島にある」と分かると、再び息子と2人でお参りに行きました。
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主キリストによる永遠の命の恵み 万代栄嗣
暑い夏ですが、神は暑さ以上に力強く、私たちに元気や喜び、尽きることのない祝福を与えてくださいます。クリスチャンはイエスを信じることによって、生き方そのものがすべて変えられます。クリスチャンと出会った人は必ず恵まれます。
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ブーゲンビリアに魅せられて(1)多文化の若者の中で―フィリピンの神学校 福江等
フィリピンの首都マニラから東に車で小一時間ほど行ったところに、アンティポロという丘があります。丘のふもとにタイタイという町があって、そこに私ども夫婦が奉職していましたアジア・パシフィック・ナザレン神学大学院があります。
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なにゆえキリストの道なのか(155)回りくどいことをしないで、いきなり赦してくれたらいい? 正木弥
ベストセラーの「ふしぎなキリスト教」の中で共著者の大澤真幸氏は「この(設問)のように神様に提案したくなる」と語っています。しかし、それは十字架のあがないの真意を理解してない勝手な言い分であって、神はそんなことはしないのです。
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日本人に寄り添う福音宣教の扉(52)信仰と宗教と自己研さん 広田信也
先月、地下鉄サリンなど一連のオウム真理教事件に関与して殺人罪などに問われ、死刑が確定していた教団元幹部の死刑囚13人全員の死刑が執行された。死刑制度の在り方が議論されている中での出来事だっただけに、国内外でさまざまな議論が飛び交っている。
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主は生きておられる(66)心よ こころよ 平林けい子
心よ、こころよ。主に祈らなければ、心は一年中ゴミの日。ゴミの日にはゴミを捨てる。ゴミのない日はない。小さな、ちいさな粒の中に、怒り、つぶやき、不満がたまっている。心よ、こころよ。イエス様に、このゴミをとってもらってほしい。
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月桃通信(2)平和は人間の顔から 石原艶子
「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」。この聖書のメッセージは、人間が人間であることの基本中の基本を語っていると思います。人間がこの共感する心と感性を失ってしまったら、この世は何と無機質な灰色の世界となってしまうことでしょう。
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8泊10日世界一周の旅(5)「19世紀の新天地」を目指して 田頭真一
英国でのホスピス研修、病院見学、観光を終えて、5月3日にロンドンを出発し、最後の目的地、米国へ出発しました。英国から米国へ出発するときの思いは、まるで19世紀の新天地を目指しての旅をするかのような気持ちでした。
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棺体験のススメ 穂森幸一(111)
私は地方教会の牧師として20年間、牧会に専念しました。伝道集会の案内チラシを地域全戸に配布し、新聞の折り込みも利用しました。また、戸別訪問によるキリスト教案内のパンフレット、トラクト配布を試みました。
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雪よりも白く(5)神の愛 榮義之
11月24日に対馬で伝道している日本人の牧師が種子島の教会に来ました。礼拝に出席し、初めて日本語のお話を聞きました。まず、聖書の神は愛であることが語られました。
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日本宣教論(71)米国内の異文化宣教 後藤牧人
米国の教会は、一般に世界宣教に熱心である。世界各地での宣教の現況に関して、意識が高いことは素晴らしい。世界の宣教の状況には通じており、世界各地のために祈っており、よくささげている。
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