記事一覧
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新・景教のたどった道(77)付録3:景教碑の書体と漢字について1 川口一彦
景教碑は漢字とシリア文字で構成されています。漢字は楷書体と行書体の混成で書かれ、書いた人物は呂秀巖です。優れた書体でまとめていることに大変驚きます。今回から、彼が生きた唐代で書をよくした人物である欧陽詢や虞世南らの書と比較しつつ、景教碑の…
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新・景教のたどった道(76)付録2:聖書の右の優位と東アジアの左の優位の違いについて 川口一彦
聖書には右と左について記してあり、右が優位・上位であるとほのめかしています。一方で、中国では唐の時代、日本では特に平安時代に入ってから、左が優位・上位とされています。
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新・景教のたどった道(75)付録1:大秦景教流行中国碑の十字部分の意味 川口一彦
景教碑の上部分には、デザインが彫られています。その一つ一つを紹介します。635年、中国唐代の太宗皇帝の時代に初めてイエスの教えである景教が入り、福音が広がりましたが、781年に建った景教碑の碑頭部分には、幾つかのデザインが彫られました。
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新・景教のたどった道(74)東方景教の遺跡を巡る旅・南インドの使徒トマス遺跡 川口一彦
初めてインドを旅した。使徒トマス遺跡ツアーの団長として責任を感じつつ、ワクワクしながら空港に集まった。旅行会社JTB法人東京の責任者から旅の注意事項を聞き、天地を支配される神様に、旅の導き手として共にいて、病や事故などから守ってくださる…
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新・景教のたどった道(73)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(6)福建省 川口一彦
私は元の時代を中心に10~14世紀、福建省の泉州ほかで集会を持っていたエリカオン(也里可温)教徒の足跡をたどってみたいと願っていた。しかし集会場所は今はなく、発見された石碑が多く保管されている泉州海外交通史博物館と厦門(アモイ)大学…
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新・景教のたどった道(72)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(5)内モンゴル2 川口一彦
そこには定住ホテルのパオもたくさん建ち並び、食堂に入る前に迎えられた店員たちから当地のあいさつの儀式として酒を手に取り、指で天地人に感謝するとのことで、さらに口にするように言われ、少し度の濃いアルコールを飲みほした。
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新・景教のたどった道(71)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(4)内モンゴル1 川口一彦
私たち一行は北京から内モンゴル自治区(内蒙古)へと旅立った。飛行機は呼和浩特(フフホト)空港に着き、ホテルに向かった。明くる朝早く起きてスケジュールに目を通し、用意された20人ほど乗りのマイクロバスで百霊廟へと走り出した。
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新・景教のたどった道(70)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(3) 川口一彦
2004年3月と06年11月の2回、私たちは北京郊外の房山区三盆山中腹に、元代の也里可温(エリカオン)教の十字会堂遺跡を見学した。高速道路を走り、途中に北京原人遺跡のある周口店の案内看板があり、高校の歴史で学んだことが懐かしく感じた。
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新・景教のたどった道(69)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(2) 川口一彦
次いで一行は、世界遺産になった秦始皇帝の兵馬俑博物館を見学し、その大きさと多様な兵馬に驚いた。1974年に地元の男性のヨウさん(写真)が発見して発掘すると、膨大な数の兵馬や瓦などが見つかった。
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新・景教のたどった道(68)東方景教の遺跡を巡る旅・中国(1) 川口一彦
私が始めて中国に足を踏み入れたのは、2003年に開催されたイーグレープ主催の景教ツアーで、それまでは夢のまた夢であった。高校時代から書道を専門的に学び、将来は書家として歩み、書人や詩人の李白、杜甫たちが住んだ土地に行ってみたい思いが強くあった。
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新・景教のたどった道(67)景教小字典(2) 川口一彦
唐代の景教徒たちは、聖書や教義書、賛美歌などを彼らの言語のシリア語から漢訳していました。主な用語をかっこ内に当時の漢字で表記し、一部を拓本で紹介しました。
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新・景教のたどった道(66)景教小字典(1) 川口一彦
781年に長安城街区に建立した景教碑には、旧約聖書が「二十四聖旧法」とあります。「二十四」とは、当時も今もユダヤ教の聖書の数で、プロテスタント教会の聖書数は39書です。
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新・景教のたどった道(65)幕末明治の会津藩士・山本覚馬も読んだ景教碑文 川口一彦
2013年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に登場した主人公、山本八重(1845〜1932)の兄・覚馬(1828〜92)は、京都で宣教師に出会いキリスト教に触れ、1885年に洗礼を受けた会津藩士です。彼がどうして入信したのかを調べました。
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新・景教のたどった道(64)作家と景教(2)海音寺潮五郎と陳舜臣 川口一彦
海音寺潮五郎著『蒙古来たる』の後記(1969年)には、キリシタン以前に日本に到来したキリスト教が景教であることを知らない評論家と歴史作家の間で、小説に登場するペルシア人景教徒をめぐって大きく意見が分かれ、海音寺とある小説家の間にも亀裂が生じたことが書かれてあります。
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新・景教のたどった道(63)作家と景教(1)司馬遼太郎 川口一彦
今は亡き歴史小説家の司馬遼太郎(1923〜96)は『空海の風景』(表紙写真は中公文庫「上」のもの)、『ペルシャの幻術師』(同、文春文庫のもの)、『兜率天への巡礼』を、陳舜臣(1924〜2015)は『曼荼羅の人』を、観音寺潮五郎(1901〜77)は『蒙古来る』などを著しました。
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新・景教のたどった道(62)景教を日本に紹介した人々(6)江上波夫 川口一彦
日本に景教を紹介した人物に考古学者で東京大学名誉教授の江上波夫(1906〜2002)がいます。江上は1935年、39年、41年の3度、中国の内蒙古オロン・スムに出掛け、遺跡の共同調査をしています。
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新・景教のたどった道(61)景教を日本に紹介した人々(5)羽田亨 川口一彦
日本に景教を紹介した人物に、東洋史学者で京都大学名誉教授、戦時中は同大学の総長でもあった羽田亨(1882〜1955)がいます。
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新・景教のたどった道(60)景教を日本に紹介した人々(4)桑原隲蔵 川口一彦
日本に景教を紹介した人物に、東洋史学者の桑原隲蔵(じつぞう、1870〜1931)がいます。筆者の蔵書の中から、桑原隲蔵著の『考史遊記』(岩波書店)と『東洋史説苑』(弘文堂)の表紙を複写掲載し、彼について紹介します。
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新・景教のたどった道(59)景教を日本に紹介した人々(3)ゴルドンの景教碑 川口一彦
前回は日本に景教を紹介した人として、ゴルドン女史(Elizabeth Anna Gordon、耶利沙伯・安那・戈登、1852〜1925)を取り上げました。今回は、ゴルドンの寄贈した高野山景教碑の拓本から見えたことについて書いてみました。
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新・景教のたどった道(58)景教を日本に紹介した人々(2)ゴルドン 川口一彦
日本に景教を紹介した人々には何人かあり、その人物について取り上げたいと考えています。2人目はゴルドン女史(Elizabeth Anna Gordon、耶利沙伯・安那・戈登、1851〜1925)です。
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