キルギスにおいて、「東方教会の宣教」について講演させていただく機会が二度(2017、18年)与えられ、多くを学ぶことができました。セミナーが終わり、各地の遺跡や遺構を訪ねるツアーに参加。立ち寄った東方教会遺構地などを紹介します。

天山山脈と放牧風景

礼拝後のお昼に頂いた食肉の羊。会堂はコンテナ作り。立派でなくても、礼拝し、宣教がなされていた。
この地は古くタルサ地区といわれ、古代に東方教会信徒の家が広がっていました。タルサとはイエスの信徒のことで、景教碑には「達娑」と刻まれています。



ユルタと呼ばれるホテルのテント

中にはベッドとストーブが置かれていた。春の外気温はマイナスで、寒くて冷たい。


朝明けの風景

国旗となったユルタの骨組み

かつての礼拝所


内堂の様子

各部屋には採光部分が見られる。
祈り、文書を作り、生活し、礼拝し、伝道する中継点。ここから東西南北にバイブル・メシアロードが広がっていきます。
スケッチもできました。


※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)
『東方基督教遺跡見聞記』(2021年、私家版)
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