息子の言葉が出なくてくよくよしていたある日、「あなたは変わっているんだから、それを隠さない方がいいよ。その方が、周りも楽だと思う」。古い友人からアドバイスがあった。あまりにストレートに言われたのと、言った友人が友人だったので、「万事休す」。つきものでも落ちたように、すっと楽になった。
なぜって、変わり者が多い私の友人の中でも、その友人はぴか一の変わり種だったからだ。その彼女に「あなたは変わっている」と見抜かれていたということは、「こりゃ~だめだわ」。ギブアップ。降参します<m(__)m><m(__)m><m(__)m> それに私を「変わっている」と見抜きながら、その友人はもう30年以上、私と友達でいてくれるのだから。「これでいいのだ♪」。気分が楽になり、肩まで軽くなった。
幼い息子の言葉が出なくて、教育機関や保健機関から家庭内のことや私自身のことも踏み込まれ、つつかれていた日々。私は、「お母さんが変わっているからA君の言葉が出ないのだろう」と見られるのが嫌で、保育園の保護者会に出ても、送り迎えの時も、ひたすら目立たぬよう意見も言わず、しとやかに微笑んでいたのだ。だけど、隠したって周りはお見通しなんだ。なら、「私は私」で行こう!!!
その辺からだったかな~? のびのびし始めたのは。そして家庭も子どもものびのびした。神様が友人を通して、「どれどれ、ほほ~、凝ってるね。しんどいだろう。ここかな?」。ツボを探り当ててぐいっと押し、楽にしてくださった、というおはなし^^
(文・しらかわひろこ)