神声人語
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(46)フニン地方での聖書翻訳 浜島敏
カンデラリア・カマルゴは聖書翻訳者と呼ぶにはちょっとふさわしくないかもしれません。ただ、その地方に数多くいた典型的なクリスチャンの1人で、自分の母語で書かれた聖書が欲しいという強い願いを持っていました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(45)バリ島での聖書翻訳事業 浜島敏
ジャワ島の東には有名な観光地であるエキゾチックな島、バリ島があります。自然は豊かで原始的ともいえる美しさがあり、保守的な傾向は、まるで古代がそこにあるようだともいえそうな島です。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(44)2人のアイマラ語聖書翻訳 浜島敏
ペルーとボリビアの高地に住んでいる約百万人の先住民に話されているアイマラ語に福音書と使徒言行録が翻訳されたのは、その数年前のことでした。しかし、この初期の翻訳にはどうしても改訂が必要でした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(43)トルディンガー博士のディンカ語聖書翻訳 浜島敏
この背の低い気取らないオーストラリア人が行く所にはどこでも、背の高く、誇り高いディンカ人の友人がいました。彼らの所で働き始めてすでに30年以上がたっていました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(42)良き訪れを伝える者 浜島敏
今日、何百人もの男女の宣教師が初期の開拓宣教師の尊い遺志を受け継いで働いています。もし今日の聖書翻訳者がどんな人であるのか典型的な人物を1人挙げることができればありがたいとは思いますが、実はそのような人はいません。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(41)ハイラム・ビンガム 浜島敏
南太平洋にある環礁の1つで、鬱蒼(うっそう)としたジャングルの緑の葉の中から1人の褐色肌の現地人が現れました。兵隊が振り向いてライフルを向ける間もないほどの速さでした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(40)ブラザー・シェリー 浜島敏
その人は普通「ブラザー・シェリー」と呼ばれていました。彼は1867年に北京から上海までの1400キロのうち1100キロを歩きました。北京では、彼は廃墟になった仏教寺院を購入し、それを改築してキリスト教の教会にしていましたが、同僚に譲ってしまいました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(39)ヘンリー・マーティン 浜島敏
セランポールの火災で失われた原稿の1つは、ヒンドゥスターン語新約聖書の初めの部分でした。これを翻訳したのは、若い優秀な宣教師であり言語学者でもあったヘンリー・マーティンでした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(38)ウィリアム・ケアリー 浜島敏
ウィリアム・ケアリーがインドに着いたのは、1793年のことでしたが、資金はなく、村人たちには疑いの目で見られました。東インド会社からは宣教活動に反対されたため、インド滞在を合法化するためには、東インド会社の仕事をしなければなりませんでした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(37)ロバート・モリソン 浜島敏
ロバート・モリソンは奇妙な格好をしておりました。中国服を着、厚手の靴を履き、髪は弁髪にして後ろに垂らし、広東市の広大な城壁と珠江に挟まれた場所で、当時空き家となっていたフランス貿易会社の倉庫に1人で住んでいました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(36)全世界に出て行って 浜島敏
宗教改革の力強い物語や聖書物語が伝えられるのは、英語やドイツ語、チェコ語(ボヘミア語)だけに限定されるものではありません。真理のたいまつが聖書の記事に光を当て、前述のほかにも数知れないほどの多くの言語でも明らかにされるようになったのです。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(35)ウィリアム・ティンダルの聖書翻訳 浜島敏
ロンドン司教はやっきになっておりました。あのうるさいウィリアム・ティンダルがヨーロッパ大陸で出版した新約聖書がどんどんイングランドに密輸され、教会に対する反乱の炎を広げているのです。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(34)ルターの聖書翻訳 浜島敏
ルターは厳格な宗教的雰囲気の中で育てられました。この環境にあって、彼は、罪を処罰し給う神の怒りにおびえるに至ったのです。エルフルト大学での彼の教育は、弁護士になるための準備でしたが、ここの教育は若いマルティンの魂の必要を満たしてはくれませんでした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(33)ヤン・フスの宣言 浜島敏
ジョン・ウィクリフが書いた熱烈火のごとき文書の幾つかを読んだのは、ヤン・フスがまだプラハ大学の一介の貧乏学生にすぎないときのことでした。フスの魂は、ウィクリフが神学上の教義に加えた攻撃の迫力と真実に躍動しました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(32)ジョン・ウィクリフと「貧しき司祭」たち 浜島敏
「邪説信奉博士」「大山師」「ほらふき」「悪魔の手先」は、間もなく死滅すると考えられていました。英国の教会首脳部は喜んでいました。教会に巣喰うこの病菌をついに取り除くのも間近い、と考えたからです。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(31)聖なる書にとらえられて 浜島敏
神聖ローマ帝国のカール5世は、数人の聖職者や役人からなる諮問委員と共に、1人の手に負えない修道士の異端陳述に応じるため座っていました。その修道士の火のような説教こそ、教会と国家に反抗する数千ののろしを燃え上がらせていたのです。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(30)ヒエロニムスとウルガータ聖書 浜島敏
初代キリスト教徒は、聖書を隣人のシリア人、エジプトのコプト人、エチオピア人、さらに敵に当たるゴート人に与えただけで満足していません。彼らはまた福音を、統治者であるローマ人にも与えたのです。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(29)ウルフィラスと聖書のゴート語訳 浜島敏
命の福音を受け入れた人たちが、みな友好的な隣人に限られていたわけではありません。古いギリシャ・ローマ世界の辛らつな敵もまた、神の言葉に耳を傾けました。しかもその動機が奇抜でした。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(28)聖霊降臨の昔から 浜島敏
命の言葉を無数の言語に翻訳することは、信仰上の新しい冒険でもないし、また、福音宣教という神のご計画から突然離れることでもありません。事実、「すべての人が母語で」ということが、1900年以上も昔、エルサレムにおける一大ニュースでありました。
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神声人語―御言葉は異文化を超えて―(27)どうして新しい聖書の訳が出てくるのか 浜島敏
一般の聖書読者は、写本の違いがもとになって、古くからなじみの文章とは違った翻訳が出てくると、当惑するものです。新しい訳が出ると、初めはたいてい掌中の玉を失ったという感じがします。私たちは伝統的な翻訳を愛好するようになっています。
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