イエス伝
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「イエス伝」(49)・・・ヨハネ 平野耕一
ヨハネは漁夫だった。ガリラヤ湖の多くの漁夫は土地を持たないために農業をすることができず、仕方がなく漁夫になったようだ。ほとんどの漁夫は生活の安定しない独身男であった。
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「イエス伝」(48)・・・誰がイエスを殺したのか? 平野耕一
弟子たちと総督ピラト以外は、積極的にイエスを十字架に追いやることに加担した。政治的には「釈放する権威があり、また十字架につける権威がある」はずのピラトは権威者としてのコントロールを失って、暴虐な力に飲み込まれ、死刑を宣告した。
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「イエス伝」(47)・・・イエスの十字架上での七つのことば 平野耕一牧師
イエスと一緒に二人の強盗が、一人は右に、一人は左に十字架につけられたということで、イエスが聖人として十字架につけられたのではないことが明らかである。
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「イエス伝」(46)・・・ピラトの官邸 平野耕一牧師
総督ピラトはいち早くイエスの無罪を認め、「この人には何の罪も見つからない」と宣言して釈放しようとする。ピラトはイエスに対する不利な証言が偽りなのを見抜いて群衆に向かって懸命に叫ぶ。
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「イエス伝」(45)・・・ゲッセマネの園 平野耕一牧師
イエスの一行が向かう方場所はオリーブ山にある園で、ゲッセマネ(「油絞り」の意)と呼ばれていた。山の西側斜面はケデロンの谷と呼ばれる崖になっていて、その向こう側にはエルサレムの都があったが、イエスは祈るために、度々ゲッセマネの園を訪れていた。
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「イエス伝」(44)・・・弟子の足を洗うマスター 平野耕一牧師
ゴルゴダの丘で十字架につけられるまでに、あと15時間と迫ってきた。イエスがその壮絶な痛みと苦しみを想像するだけで、恐れとおののきで身震いしたであろう。
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「イエス伝」(43)・・・イエスは伝道に成功したのか 平野耕一牧師
神殿に入ったイエスは、突然激怒し、暴力をふるったのだ。鞭を振りまわし始めたのだが、その形相を見た弟子たちも人々も圧倒されて、一言も発せず、あっけにとられて、ただ見つめるだけだった。
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「イエス伝」(42)・・・富みの逆説 平野耕一牧師
イエスは富の観念をひっくり返した。「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。神の国はこのような者たちのものです。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、入ることはできません」と、イエスは語り、・・・
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「イエス伝」(41)・・・誰が一番偉いのか 平野耕一牧師
弟子たちには気になって仕方がない質問があった。彼らは、そのことについて歩きながらしきりに議論し続けた。「この中ではだれが一番偉いだろうか」。
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「イエス伝」(40)・・・イエスの変貌 平野耕一牧師
「それから6日たって、イエスは、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に導いて行った」のだ。「それから」とは、ピリポ・カイザリヤで起こった信仰告白後という意味だが、次の物語はカイザリヤ事件と密接に関連していることが分かる。
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「イエス伝」(39)・・・最も偉大な質問 平野耕一牧師
それは、人類歴史の中で最も重要な質問であった。この短い質問に対してどう答えるかが、その人の一生を決めるなら、その上永遠まで決めるなら、それは最も偉大な質問に違いない。「あなたがたが、わたしをだれだと言いますか」イエスは弟子たちに尋ねた。
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「イエス伝」(38)・・・イエスを囲むおかしな集団 平野耕一牧師
イエスがいかに型破りであったかは、マタイを弟子に加入したことだけでもわかる。その結果、いわくつきの罪人たちがイエスの周りに集まった。
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「イエス伝」(37)・・・誰のせいで苦しむのですか 平野耕一牧師
この言葉を耳にした瞬間、盲人の重荷がポロリと落ち、一気に心が軽くなったに違いありません。彼の心に巣食っていた質問、それは「この苦しみは、誰のせいなんだ」でした。
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「イエス伝」(36)・・・負けを認めたイエス 平野耕一牧師
これまで二人の女性に向き合ったイエスの姿を観察してきた。ベタニアのマリヤはイスラエル人、サマリヤの女はイスラエル人と異邦人の混血。今日テーマにするカナンの女は異邦人、それも歴史的にイスラエルを敵視し争ってきた民なのだ。
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「イエス伝」(35)・・・イエスの不人気2 平野耕一牧師
牧師が語ることは決められている。それは、イエスを語ることだ。とにかく、キリスト教という看板をかかげているのだから、イエス・キリストを語らなければ看板に偽りあり、ということになる。
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「イエス伝」(34)・・・人気のないイエス 平野耕一牧師
イエスはこの国において人気がない。驚くほどに人気がない。日本は世界でもインテリ国である。アジア圏においては高等教育が最も進んでいる。その国の人々が国際的に最も有名な人物を知らないし、知ろうともしないのだ。
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「イエス伝」(33)・・・イエスと女性たち2―ベタニヤのマリヤ 平野耕一牧師
今日は、ベタニヤのマリヤについて考えてみよう。彼女は先のサマリヤの女とは対照的なタイプであった。それゆえ、イエスの彼女との向き合い方は全く違っていた。イエスはステレオタイプで女性を見なかった。
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「イエス伝」(32)・・・イエスと女性たち1―サマリヤの女 平野耕一牧師
イエスのやり方は、当時の伝統的な慣習から見れば、何もかも型破りに見えた。これはイエスが伝統を無視したり嫌ったりしたからではなく、むしろ伝統を重んじ、伝統の心を知っていたからだ。
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「イエス伝」(31)・・・人間好きイエス 平野耕一牧師
イエスは一匹オオカミではなかった。彼はチーム・プレイヤーであった。それどころか、イエスは四六時中人々の中に自分をおいた。彼が一人で時間を過ごす時は祈りの時だけであった。
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「イエス伝」(30)・・・自己愛を支えたもの 平野耕一牧師
イエスはこよなく自分を愛していた。父なる神から愛されている確信から、その自己愛は支えられていた。しかし、神の愛を知る前に、イエスは人からの愛を豊かに経験したに違いない。父ヨセフと母マリヤからの愛だ。
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