Skip to main content
2025年7月5日21時40分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
イエス伝

「イエス伝」(37)・・・誰のせいで苦しむのですか 平野耕一牧師

2010年7月22日10時27分
  • ツイート
印刷
関連タグ:平野耕一

生まれつきの盲人に現わされたイエスの愛

「先生。彼が盲目に生まれついたのは、だれが罪を犯したからですか。この人ですか。その両親ですか。」イエスは答えられた。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです。」(ヨハネ9:2~3)

この言葉を耳にした瞬間、盲人の重荷がポロリと落ち、一気に心が軽くなったに違いありません。彼の心に巣食っていた質問、それは「この苦しみは、誰のせいなんだ」でした。

弟子たちは確信を持って質問しました。「誰が罪を犯したからですか」。なぜなら、それは当時の人々の常識的見解だったからです。罪が原因なのは誰でも知っていることでした。しかし、イエスは真っ向から否定しました。「この人が罪を犯したのでもなく、両親でもありません」。

この瞬間に長年の質問は答えられ、罪責感は拭われ、両親への恨みは消え去ったのです。全身が軽く浮くようにまで感じた、と私は思います。イエスは罪をゆるしただけではなく、罪意識も取り除いたのです。この男の場合は、全く不必要な罪意識、不必要な重荷です。目が見えないだけで十分重かったのに、それ以上の重荷は必要ありません。

原因は罪ではないと宣言された直後、「神のわざがこの人に現われるためです」と耳にした時、彼の心に光が射し、希望が広がり、またまた軽くなったに違いありません。

それから「わたしは世の光です」と宣言します。アインシュタインは「光電効果」の論文の中で、光は「波であり、粒である」ことを実証してノーベル賞を受賞しました。粒とは物質、物体のことです。光は光子とよばれる物体からなっているのです。こんな軽い物体があるとは不思議です。あまりにも軽いために人類は百年前まで物体だとは思ってこなかったのです。

このように、光の特徴は明るいことと軽いことです。英語で明かりをLIGHTと言いますが、なんとLIGHTは軽いという意味でもあります。存在の周りが明るくなるだけでなく、存在することも軽くなるのです。

イエスが「わたしは世の光」と宣言したときは、わたしを信じたら「明るくなるよ」というだけではなく、「軽くなるよ」ということも意味したのです。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」(マタイ11:28)

高名な医師に数年前洗礼を授けましたが、不治の病があることを彼に知らされました。その後2カ月ほど生き延びることはできましたが、平安のうちに最後の息を引き取りました。病床についた一週間後、息子夫婦が来て上記の聖句を短冊に書いて父に渡したら、その時、主を受け入れたのです。波乱万丈の人生を生きてきた彼は、体だけではなく心も疲れ切っていました。私が、ユダヤ人は今日に至るまで安息日を守ることを律法にしていると伝えたら、「安息日を守っていたらこんなことにならなかった。医師として恥ずかしい」と言われました。

洗礼前に罪の告白をしたいですかと聞いたら、「愛が足りなかった」と言われましたが、サプリメント会社を経営していた彼は、翌朝家族全員と会社役員を集め「愛が足りなかった私をゆるしてくれ」と言ったそうです。実は、彼は洗礼前から優しく、患者には献身的な医師で日本中から病人がきました。

イエスは「わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。」と言いましたが、安らぎとは心が軽くなることです。この医師も重荷から解放されて救い主のところへ行きました。

イエスはさらに「わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」と加えます。聞いて存在が軽くなり、「神のわざが現われるため」と聞いて希望で明るくなるからです。

◇

平野耕一(ひらの・こういち):1944年、東京に生まれる。東京聖書学院、デューク大学院卒業。17年間アメリカの教会で牧師を務めた後、1989年帰国。現在、東京ホライズンチャペル牧師。著書『ヤベツの祈り』他多数。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:平野耕一
  • ツイート

関連記事

  • 「イエス伝」(38)・・・イエスを囲むおかしな集団 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(36)・・・負けを認めたイエス 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(35)・・・イエスの不人気2 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(34)・・・人気のないイエス 平野耕一牧師

  • 「イエス伝」(33)・・・イエスと女性たち2―ベタニヤのマリヤ 平野耕一牧師

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • ワールドミッションレポート(7月5日):コロンビア コカ農家から最前線の福音伝道者へ

  • 聖書のイエス(12)「初めに、ことばがあった」 さとうまさこ

  • 聖書から事実を引き出す学び「IBS」を分かりやすく説明する講座 7月12日から

  • シリア語の世界(27)シリア語旧約聖書の各書名と1章1節の和訳 川口一彦

  • 苦しみというプレゼント 菅野直基

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

  • シリア首都で教会狙った自爆テロ、25人死亡 現地のキリスト教徒ら、さらなる暴力懸念

  • 花嫁(28)伝道の思い 星野ひかり

  • 全ての人の主イエス・キリスト 万代栄嗣

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(7)人は「単独者」である 三谷和司

  • 淀橋教会で新主管牧師就任式・祝賀会 金聖燮牧師が6代目に

  • 米国の福音派牧師は半数近くが兼業している 調査で判明

  • いのちの言葉聖書学校、日本語クラス2期生7人が卒業

  • 「苦しみ」と「苦しみ」の解決(8)「建物の話」 三谷和司

  • Gゼロ時代の津波石碑(3)日中韓、泥沼化する「桜の起源」論争 山崎純二

  • 同志社女子大学とノートルダム女学院高校、教育連携協定を締結

  • 篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(233)聖書と考える「キョコロヒー」

  • 学校法人聖学院、新理事長に田村綾子氏

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(225)エンディングを伴走して日本宣教を進めよう! 広田信也

  • ヨハネの黙示録(4)死とハデスの鍵 岡田昌弘

編集部のおすすめ

  • 四国の全教会の活性化と福音宣教の前進のために 「愛と希望の祭典・四国」プレ大会開催

  • イースターは「揺るぎない希望」 第62回首都圏イースターのつどい

  • 2026年に東京のスタジアムで伝道集会開催へ 「過去に見たことのないリバイバルを」

  • 「山田火砂子監督、さようなら」 教会でお別れの会、親交あった俳優らが思い出語る

  • 日本は性的人身取引が「野放し」 支援団体代表者らが院内集会で報告、法規制強化を要請

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • RSS
Copyright © 2002-2025 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.