稲垣久和
-
コロナ禍が告げる新自由主義の崩壊、経済成長神話からの脱却を 稲垣久和
日本の権力行使の仕方は法的発想ではなく、情緒的かつ同調圧力といった独特の形でなされることが多かった。日本の新型コロナウイルスをめぐる対策も、まさにこのような独特の精神主義的な権力行使に囚われた、悪しき「日本的伝統」に沿ったやり方であった。
-
聖書をメガネに 稲垣久和編『神の国と世界の回復』への応答・その1 宮村武夫
本書『神の国と世界の回復―神の国と世界の回復』には、長い稲垣久和先生との交わりの中で常に意識され続けてきた中心的課題が取り上げられています。各論の論者とその主題を一瞥(いちべつ)しただけでも、おのずから興味が湧いてきます。
-
パネリストは全員女性、「地域とくらし」を女性の視点で考える 第4回賀川豊彦シンポジウム(1)
第4回賀川豊彦シンポジウムが10日、早稲田大学で開催された。2015年にスタートしたシンポジウムで、今回は、人々の生活の舞台である「地域とくらし」を女性の視点から考えようと、全員女性のパネリストを迎えて開催された。
-
聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答・その4 宮村武夫
第1章「キリスト教と近代の迷宮」、第2章「近代科学の魔力と哲学の逆襲」において、2人の特徴ある論者が近代の課題を歴史的に取り上げた後で、3章では直接現代、しかも現代日本の責任に焦点を絞ってやはり多様な課題を取り上げ、対話が展開されています。
-
聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答・その3 宮村武夫
今回は第2章について応答します。最初に2章のタイトル。「近代科学の魔力と哲学の逆襲」と、私にとっては何か重々しい響きのあるものです。このタイトルで意を引くのは、近代と科学が結び付いている点です。その事実の重みを「魔力」との表現で表していると見ます。
-
聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答・その2 宮村武夫
第1章は、キリスト教そのものに焦点を合わせています。その展開は、「キリスト教をその内側から思考してきた者と、キリスト教に対して外から――いわば無神論者の立場から――関心をもってきた者との間の対談」である本書の特徴の良さが発揮されています。
-
聖書をメガネに 大澤真幸、稲垣久和著『キリスト教と近代の迷宮』への応答・その1 宮村武夫
TCUの稲垣久和先生と大澤真幸氏の共著『キリスト教と近代の迷宮』を手に取り、稲垣先生との長年の交流を感謝しつつ、久しぶりに稲垣先生の思索に触れ、うれしくなりました。本書の特徴は、何といっても2人の優れた著者の対談である事実です。
-
教会を出て「神の王国の到来」を実践的に伝えよう 稲垣久和氏らによるフォーラムで教会に直言
教会の公共的使命について話し合うフォーラム21「神の国と人間の回復」が16日、お茶の水クリスチャン・センターで開催された。稲垣久和氏がコーディネーターを務め、山口希生(のりお)氏、加山久夫氏、岡山慶子氏が発題した。
-
キリスト教会が地域に根を張っていくには 日本キリスト教連合会定例会で稲垣久和氏が講演
「今、キリスト教の公共的役割を問う―日本宣教500年?」というテーマで14日、キリスト教連合会定例講演会が日本聖公会牛込聖公会聖バルナバ教会で開催された。講師を務めたのは、東京基督教大学大学院教授、共立基督教研究所長の稲垣久和氏。
-
東京都:「今、キリスト教の公共的役割を問う―日本宣教500年?」稲垣久和氏講演 2月14日
「今、キリスト教の公共的役割を問う―日本宣教500年?」と題した公開講演会が2月14日(火)、東京都新宿区の牛込聖公会聖バルナバ教会で行われる。講師は東京基督教大学教授・共立基督教研究所長の稲垣久和氏。
-
東京都:「教会と地域福祉」フォーラム21 第5回シンポジウム「居場所を失う若者たち」
キリスト新聞社と東京基督教大学共立基督教研究所が共催する「教会と地域福祉」フォーラム21の第5回シンポジウムが3月12日(土)、日本基督教団聖ヶ丘教会(東京都渋谷区)で開かれる。
-
非キリスト者でも教会で葬儀はできるか? TCU実践神学研究会で講演会
東京基督教大学(TCU)大学院教授の稲垣久和氏による講演「葬儀研究の一環としての共通恩恵論」が1日、同大国際宣教センターで行われた。稲垣氏は「葬儀」を切り口に論じ、教会で非キリスト者の葬儀を行うことが持つ日本宣教における可能性を語った。
-
地域における教会の役割とは? 「死」を見つめ、より良く生きる シンポ「死生学と教会」開催
「教会と地域福祉」フォーラム21の第4回シンポジウムが19日、霊南坂教会で開催された。「死生学と教会」をテーマに、死を見つめることで、自身の命や生き方を問い直し、より良い生を見いだす支援を教会がどのように行っていけるか、参加者と共に考えた。
-
稲垣久和・佐々木炎編『キリスト教福祉の現在と未来』
キリスト新聞社は2014年、これからの「キリスト教福祉」の在り方を見据えて、研鑽(けんさん)し、実践していくためのネットワーク「教会と地域福祉」フォーラム21を創設した。本書はその活動を記録したブックレット・シリーズの第1弾だ。
-
シンポジウム「21世紀に甦る賀川豊彦・ハル」 TCU共立基督教研究所と明学キリスト教研究所が共催(1)
東京基督教大学共立基督教研究所と明治学院大学キリスト教研究所は14日、シンポジウム「21世紀に甦る賀川豊彦・ハル」を開催した。研究者や生協・教会関係者ら約100人が参加し、トマス・ヘイスティングス博士が講演を行い、3人のパネラーが発題した。
-
稲垣久和教授「友愛の人間観はとても大事」 賀川学術シンポ
世界の資本主義諸国が大恐慌に襲われていた1930年代、賀川豊彦は自己利益の最大化追求を善としてきたそれまでの経済学の人間観に真っ向から異議を唱え、隣人愛を持つ人間を善とする新しい人間観を前提とした「友愛の経済学」を発表し、世界を驚かせた。
人気記事ランキング
-
聖書に無関心な若者に向き合う教会ユース教師の物語 映画「笛を吹け」が日本語字幕化
-
米キリスト教系学校で銃乱射、2人死亡 容疑者は15歳の女子生徒
-
シリアの教会指導者ら、アサド政権崩壊させた反政府イスラム武装勢力の代表者らと会談
-
同志社大学、尹東柱に名誉博士号授与へ 戦時下の日本で獄死した韓国のクリスチャン詩人
-
バイデン米大統領、来年1月に教皇フランシスコと会談へ
-
ワールドミッションレポート(12月21日):バングラデシュ 決して失われない希望―バングラディシュの少女が祝うクリスマス(1)
-
日本CCC元代表の栗原一芳氏死去、69歳
-
中国、家の教会に「詐欺」のレッテル貼り迫害 弁護士や教会指導者らが共同で非難声明
-
ヨハネ書簡集を読む(6)「愛・道・愛」―私たちの交わりの具体的な展開― 臼田宣弘
-
米キリスト教系学校で銃乱射、2人死亡 容疑者は15歳の女子生徒
-
聖書アプリ「ユーバージョン」、2024年に最も人気のあった聖句を発表
-
聖書に無関心な若者に向き合う教会ユース教師の物語 映画「笛を吹け」が日本語字幕化
-
トランプ氏、次期政権の閣僚にメガチャーチの副牧師を指名
-
日本CCC元代表の栗原一芳氏死去、69歳
-
中国、家の教会に「詐欺」のレッテル貼り迫害 弁護士や教会指導者らが共同で非難声明
-
アインシュタインとフロイトが交わした往復書簡 『ひとはなぜ戦争をするのか』
-
同志社大学、尹東柱に名誉博士号授与へ 戦時下の日本で獄死した韓国のクリスチャン詩人
-
日本人に寄り添う福音宣教の扉(212)暗闇の中に輝くいのちの光 広田信也
-
癒やしを信じる信仰を働かせよう 万代栄嗣
-
聖書アプリ「ユーバージョン」、2024年に最も人気のあった聖句を発表
-
トランプ氏、次期政権の閣僚にメガチャーチの副牧師を指名
-
日本聖公会京都教区の高地敬主教が辞意表明 元牧師による性加害事件の対応巡り引責
-
韓国で「非常戒厳」宣言も6時間で解除 牧師ら「国のために祈る時」「党利党略離れて」
-
米キリスト教系学校で銃乱射、2人死亡 容疑者は15歳の女子生徒
-
ごめんなさい選挙 佐々木満男
-
日本聖書協会がクリスマス礼拝、装幀者の長尾優氏が聖書事業功労者賞を受賞
-
聖書に無関心な若者に向き合う教会ユース教師の物語 映画「笛を吹け」が日本語字幕化
-
韓国教会連合、WEAのソウル総会に反対を表明 CCKに続き
-
日本CCC元代表の栗原一芳氏死去、69歳