記事一覧
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歴史の荒波に立つ信仰者 穂森幸一(121)
歴史書は必ずしも真実を伝えているとは限らないといわれます。後世の権力者によって都合がいいように捏造され、書き換えられることもあります。出土する考古学の資料によって一遍に歴史が塗り替えられるということは珍しいことではありません。
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主の山に備えあり 穂森幸一(120)
鹿児島に「妙円寺詣り」という行事があります。関ヶ原の戦いで敵陣に囲まれ、追い詰められた状況の中で突破したことを忘れないように体を鍛え、健脚を保つために隣町の伊集院町まで20キロの山道をおにぎりと水筒だけを持って歩いていくという行事です。
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心の通うあいさつ 穂森幸一(119)
初めて米国を訪問し、ホームステイしていたとき、私が最初に英語に接したときのことを聞かれました。私が小学校から中学校に進むとき、英語という新しい教科があることを知り、緊張したことを話しました。
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すべての口が主をたたえる 穂森幸一(118)
世界の宗教は対立し、政治の世界には混乱があり、地域紛争が絶えず、世代間の争いもあります。今こそ、宗教者が立ち上がり、神の平和を語る時だと思います。同じ神の子として他宗教の方々とも交流し、語り合う場を持つべきなのではないかと思います。
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和解の仲介者 穂森幸一(117)
私が初めて米国の教会を訪問したのは、38年前になります。その頃は、まだ太平洋戦争に参戦して日本軍と戦ったという元米兵も健在でした。教会で共に祈り、聖書を学んでいく中で親しくなり、お茶の交わりをする人もいました。
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聖地の宝石 穂森幸一(116)
40年前に聖地旅行に行ったときの話です。シナイ山登山に向かう途中、砂漠の民、ベドウィンのテントを訪れる機会がありました。テントの前で遊んでいた男の子にポケットからペンライトを取り出し、見せてあげました。
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記憶に残る3人の老人 穂森幸一(115)
私は中学3年の時に教会に通い始めました。田舎の小さな教会でしたが、Kさんという老人はとても印象深い方でした。Kさんは日曜日の礼拝出席を一度も欠かしたことがなく、また遅刻したこともありませんでした。
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隠れた協力者 穂森幸一(114)
私は美術部ではなく、好きな英語部に所属していました。英語力向上のために英語劇をやったらいいということになり、題材は「ベニスの商人」になりました。文化祭で上演することが決まり、私も主役のベニスの商人ということで張り切っていました。
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私にあるもの 穂森幸一(113)
私は鹿児島県姶良市の出身なのですが、ある男性の方とお話をしていたとき、私の出身地の話題になりました。その方は姶良市加治木の性応寺というお寺に特別の思いがあると話されました。その人のお母さんは戦後の混乱期に性応寺の近くを通りかかったとき、産気づかれたそうです。
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永遠の関係性 穂森幸一(112)
私はキリスト教冠婚葬祭を仕事にしていますので、葬儀の司式をすることもありますし、裏方さんとしてお手伝いすることもあります。しかし、先日は特別な葬儀に携わることになりました。私が洗礼を授け、22年間集会を共にしていた姉妹の葬儀の司式をしました。
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棺体験のススメ 穂森幸一(111)
私は地方教会の牧師として20年間、牧会に専念しました。伝道集会の案内チラシを地域全戸に配布し、新聞の折り込みも利用しました。また、戸別訪問によるキリスト教案内のパンフレット、トラクト配布を試みました。
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「生めよ。ふえよ。地を満たせ」 穂森幸一(110)
先日、政府高官が「子どもは3人以上産みなさい」などと発言したことがマスコミで取り上げられ、問題になっていました。子どもを産むとか産まないとか、上から強要されることではありません。
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愛の支援は行動を伴います 穂森幸一(109)
私は牧師として献身してから、ずっと経済的な窮乏に苦しめられていました。お金が足りなければアルバイトをすればいいのですが、そのような発想がなく、食べるのにも事欠くこともあるような状態でした。
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恩讐を越えて 穂森幸一(108)
今年は明治維新から150年目、西南戦争から140年目になるということで、鹿児島ではいろいろな行事が盛り上がっているようです。昨年の秋、天台宗の僧侶や学識経験者が中心になり、鹿児島市の南洲公園に官軍と薩摩軍を弔う慰霊塔が建立されました。
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七転び八起き 穂森幸一(107)
テレビの大河ドラマで「西郷どん」が放映され、人気を博していますが、「西郷さん」は鹿児島ではとても身近な存在です。私が子どもの頃、祖母は寝る前にいつも西郷さんのエピソードを語ってくれていた記憶があります。
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神が選び、祝福される地 穂森幸一(106)
世界のキリスト教について語るときに、カトリック教会とプロテスタント教会に分けられると多くの人は思っています。しかし、プロテスタント教会は宗教改革の時に起きた分派であり、カトリックの支流と考えることもできます。
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異邦人の中で輝く光となる 穂森幸一(105)
ある会社にお茶くみ要員と揶揄(やゆ)される女子社員がいました。彼女の仕事は会社にお客さんが来たら、お茶を入れるとか、コピーをとる、あるいは簡単な事務処理をするということでした。営業や企画などには関わっていませんでした。
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闇の中の光 穂森幸一(104)
石に刻まれた古代バビロニアの世界地図が発見されています。円の中に世界地図が描かれているのですが、中心から下の方が2つに分かれていて、ヨーロッパ大陸とアフリカ大陸が描かれています。その中心には地中海があり、上半分はアジア大陸になっています。
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緊急リトリートの提言 穂森幸一(103)
米国で牧師の自殺が問題となり、教会にも影を落としているとクリスチャントゥデイで取り上げていました。これは、米国だけの問題ではなく、日本でも深刻に捉えるべきことではないかと思います。
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神の契約と救いの計画 穂森幸一(102)
インターネットニュースで、聖書考古学者のロン・ワイヤット氏がエルサレムの地下洞窟で契約の箱を発見したという記事を目にしたとき、とてもワクワクしてしまいました。エルサレムの地下は隠されていて当然の場所であるということがいえます。
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