宗教がなくても人間は生きていける。
確かに宗教が、現世御利益に終始したり、儀式中心であったりするときは、その通りでしょう。また、自分の身辺がにぎやかで、順調に行っているときは、その通りでしょう。大部分の宗教は、関わりなしで十分生きていけます。
ではキリスト教もそうなのか・・・。もし、あなたが次のすべてに「そうだ」と言えるなら、キリスト教とも無関係でいいと、大手をふって言えるでしょう。
- 自分はどこから来てどこへ行くのか、自分の生存の目的は何なのか、自分の一生が存在する意味は何なのか、これらが分からなくても構わない。
- 自分の死後はどうなってもいい。自分の言ったこと、したことやどう生きたかということについて責任を問われてもいい。〔最悪の場合、地獄に入れられてもいい。〕
- 天国に行けなくてもいい。
- 人生の不条理・不公平・不満足、運・不運について問題を感じない。
- 確かな価値観や善悪の基準、強い道徳観がなくてもいい。
- 生きている間、どんな苦難やむなしさ、孤独感があっても大丈夫だ。
もしあなたが、これらの一つでも気がかりで、確信を持ちたいなら、真の宗教(キリストの道と聖書)に向き合うべきです。
■ なにゆえキリストの道なのか: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)(10)
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正木弥(まさき・や)
1943年生まれ。香川県高松市出身。京都大学卒。17歳で信仰、40歳で召命を受け、48歳で公務員を辞め、単立恵みの森キリスト教会牧師となる。現在、アイオーンキリスト教会を開拓中。著書に『ザグロスの高原を行く』『創造論と進化論 〜覚え書〜 古い地球説から』『仏教に魂を託せるか』『ものみの塔の新世界訳聖書は改ざん聖書』(ビブリア書房)など。
【正木弥著書】
『なにゆえキリストの道なのか 〜ぶしつけな240の質問に答える〜 増補版』
『仏教に魂を託せるか 〜その全体像から見た問題点〜 改訂版』
『ザグロスの高原を行く イザヤによるクル王の遺産』(イーグレープ)