ローマ教皇フランシスコは26日、カトリック高松教区の使徒ヨハネ諏訪榮治郎司教(75)の引退願いを受理した。後任の司教任命はなく、高松教区は空位となり、教区管理者は今後発表される予定だという。カトリック中央協議会が同日、公式サイトで発表した。
諏訪司教は1947年、神戸市生まれ。76年司祭叙階。大阪教区内の複数の教会を司牧し、95年の阪神・淡路大震災発生後には、中山手、下山手、灘の各教会を統合した神戸中央教会設立に携わる。カトリック社会活動神戸センター長、大阪教区共同宣教司牧チームモデラトールなどを務め、2005年から高松教区に。高松教区では同教区協力宣教司牧モデラトールを務め、11年3月に司教に任命され、同年6月に司教に叙階された。
カトリック教会の司教職は原則75歳で定年。諏訪司教は今年7月、75歳になっていた。