ローマ教皇フランシスコは、仙台教区の新司教に淳心会アジア管区・日本地区長で松原教会(東京都)主任司祭のエドガル・ガクタン神父を任命した。カトリック中央協議会が8日、ホームページで発表した。
仙台教区は、青森、岩手、宮城、福島の4県を管轄する。前任の平賀徹夫司教が昨年3月に引退してから、教区司教が空位となっていた。
ガクタン神父は1964年、フィリピン・ルソン島生まれ。90年に来日し、94年に司祭叙階。金剛教会・三日市教会(大阪府)助任司祭(94〜97年)、大阪大司教区堺ブロック共同司牧司祭(97〜2003年)、淳心会日本管区長(04〜12年)などを務め、東日本大震災後にはカリタス大船渡ベース長、仙台教区・第4地区担当司祭、仙台教区外国人支援センター長(14〜17年)として被災地支援にも携わった。17年から松原教会主任司祭、18年から学校法人淳心学院(兵庫県)理事長、20年から淳心会アジア管区・日本地区長を務めている。