NHKの塚本堅一アナウンサー(37)が9日、危険ドラッグを製造し、所持していたとし、医薬品医療機器法違反罪で東京地検から略式起訴された。複数の国内メディアが伝えた。
朝日新聞などによると、塚本容疑者は1月6〜8日、東京都文京区の自宅で危険ドラッグ約6・4ミリリットルを製造し、10日には自宅で危険ドラッグ約5・1ミリリットルを所持していたとされている。
塚本容疑者は先月10日、同法違反容疑で逮捕され、「(危険ドラッグを)自分で使うために持っていた」などと話していた。
塚本容疑者は2003年、NHKに入局し、京都、金沢、沖縄の各放送局を経て、昨年2月に東京アナウンス室に配属。昨年3月から放送されている報道情報番組「ニュースシブ5時」(月〜金、午後4時50分〜6時10分)でリポーターを務めていた。
同紙によると、NHKは「今後厳正に対処します」とコメントした。
TBSによると、略式起訴となったため、公判を伴う正式な裁判は開かれず、塚本容疑者は東京簡易裁判所から罰金の処罰を受けることになる。
同法では、危険ドラッグの所持、購入、使用などに対して、3年以下の懲役、または300万円以下の罰金を定めている。