危険ドラッグを所持していたとして、NHKアナウンサーの塚本堅一容疑者(37)=東京都文京区=が10日、医薬品医療機器法違反(指定薬物所持)容疑で逮捕された。国内主要各紙が伝えた。
読売新聞によると、塚本容疑者は危険ドラッグを自宅に隠しており、「自分で使うために持っていた」と容疑を認めている。10日に塚本容疑者の自宅マンションが捜索され、危険ドラッグの小瓶2本が見つかった。11日には、東京都渋谷区のNHK放送センターなどを捜索したという。
塚本容疑者は2003年、NHKに入局し、京都、金沢、沖縄の各放送局を経て、昨年2月に東京アナウンス室に配属。現在は、昨年3月から放送されている報道情報番組「ニュースシブ5時」(月〜金、午後4時50分〜6時10分)でリポーターを務めている。
デイリースポーツ紙によると、塚本容疑者は古典芸能から宝塚まで演劇の造詣が深いという。なお、「ニュースシブ5時」は大相撲初場所の間は放送がないため、今月25日から放送される予定。
同紙によると、NHK広報局は、報道各社にファックスで塚本容疑者の逮捕について伝え、「職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、視聴者の皆さまや関係者に深くお詫びいたします。事実関係を調べたうえで、厳正に対処します」とコメントした。