クリスチャントゥデイは2024年、ニュースやコラム、寄稿など、合わせて約1200本の記事を配信しました。その中から、アクセス数に基づいたトップ10ニュース(国内編)を発表します。(国際編は明日発表します)
【10位】東京基督教大学、朝岡勝理事長が辞任 山口陽一前学長が学長代行に
東京基督教大学(TCU)は4月、同月から学長を兼任する予定だった同大を運営する学校法人東京キリスト教学園の朝岡勝理事長が辞任し、廣橋信一常任理事が新理事長に選出されたと発表しました。その後8月には、篠原基章教授が新学長に就任。同大卒業生では初めて、また同大史上最年少での就任となりました。同大はこの際、朝岡氏の理事長辞任の経緯を説明する文書も発表しました。
【9位】認定こども園運営する江別キリスト教学園理事長がセクハラか 職員らが記者会見
認定こども園「若葉幼稚園」(北海道江別市)の職員らが3月、同園を運営する学校法人江別キリスト教学園の河野行秀理事長から日常的にセクシャルハラスメントを受けていたとして、記者会見を開きました。職員らは河野氏を懲戒解雇にするよう求め、園側に申し入れ書を提出しました。その後の報道によると、3月下旬には、理事長に加え、園長と副園長も責任を問われ懲戒解雇となることが決まり、被害を受けた職員らへの謝罪や補償をすることで和解が成立しました。
【8位】台湾全土に広がる祈りのムーブメント「RPG」の立役者、ドナルド・ヤング牧師が初来日
国際祈祷学院(本部・米ジョージア州)の創設メンバーの一人で、世界75カ国以上で「リバイバル・プレイヤー・グループ」(RPG)と呼ばれる少人数の祈りのグループを立て上げてきたドナルド・ヤング牧師が初来日し、1月下旬から2月上旬にかけ、東京4カ所、沖縄2カ所を巡るツアーを行いました。ヤング牧師は7月にも再来日して4都市6カ所を巡るツアーを行い、最初の集会では、現代のクリスチャンが陥っている「受け身」の問題について語りました。
【7位】一流料理と神様の愛で「心とおなかをいっぱいに」 クリスチャン親子が営むお食事処「グレイス」
東京の下町情緒あふれる曙橋駅前の商店街を進んだ先に、信仰熱心なクリスチャンの親子が営む小さな和食店があります。日本で料理人として30年以上経験を積んできたフィリピン出身のミレンデス・ロドニーさんの家族が、昨年3月に開店したお食事処「グレイス」です。日本で信仰を持つようになったいきさつや、お店に対する思いなどをうかがいました。
【6位】国家のためにクリスチャンが心を一つにして祈りを 神戸で2回目の「日本国家祈祷会」
教派や政党の違いを超え、クリスチャンが国家のために祈る集い「日本国家祈祷会」が4月、神戸市内のホテルで開かれ、300人以上が集まりました。自民党元幹事長で、その後10月には首相になる石破茂氏をはじめ、クリスチャンの議員らも参加しました。
【5位】クリスチャン詩画作家の星野富弘さん死去 頸髄損傷で体不自由に、口にくわえた筆で創作
クリスチャン詩画作家の星野富弘さんが4月、呼吸不全のため死去しました。78歳でした。その後、出身地である群馬県みどり市は、星野さんを同市初の名誉市民とすることを決定。6月には富弘美術館で「お別れの会」が開かれました。
【4位】スコセッシ監督、遠藤周作『イエスの生涯』原作に映画製作 2024年後半にも撮影開始
昨年5月にローマ教皇フランシスコと面会した際、イエス・キリストに関する映画を製作すると明らかにしていたマーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の小説『イエスの生涯』(1973年)を原作にして製作を進めていることが、1月に分かりました。
【3位】能登半島地震で輪島市の教会が一部倒壊、牧師館の壁に穴 各教団が被害情報発信
元旦の午後4時10分ごろ、石川県の能登半島沖を震源とするマグニチュード7・6、最大震度7の地震が発生しました。この地震では、同県を中心に複数の教会で被害が出ました。特に日本基督教団輪島教会は、会堂の一部が倒壊し、隣接する家屋が倒壊したことで牧師館の壁に穴が空くなど、大きな被害を受けました。被災地では複数のキリスト教団体が支援活動を行い、同県内の諸教会は「能登地震キリスト災害支援会」(通称:能登ヘルプ)を設立するなどして対応しました。
【2位】渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎 新紙幣の人物とキリスト教
20年ぶりとなる新紙幣の発行が7月から始まりました。新紙幣の肖像画は、1万円札が「日本の資本主義の父」と呼ばれる実業家の渋沢栄一、5千円札が津田塾大学創設者の津田梅子、千円札が「日本の近代医学の父」と呼ばれる細菌学者の北里柴三郎。このうち、津田は洗礼を受けたクリスチャンで、渋沢はクリスチャンではないものの、多くのキリスト教団体と関わりを持ち支援しました。
【1位】石破茂氏が自民党総裁に選出、次期首相へ 曽祖父が牧師の4代目クリスチャン
自民党総裁選が9月に行われ、石破茂元幹事長が第28代総裁に選出されました。石破氏はその後、岸田文雄前首相の後継として第103代首相に就任しました。石破氏は、同志社の創立者である新島襄から洗礼を受け、後に牧師となった金森通倫を曽祖父に持つプロテスタントの4代目のクリスチャンとして知られています。クリスチャンが首相に就くのは、第92代首相を務めた麻生太郎氏以来、15年ぶりです。12月には日本基督教団富士見町教会のクリスマス礼拝に参加し、首相就任後では初めての礼拝出席となりました。