東京基督教大学(TCU、千葉県印西市)は1日、同日から学長を兼任する予定だった同大を運営する学校法人東京キリスト教学園の朝岡勝理事長が辞任し、廣橋信一常任理事が新理事長に選出されたとホームページで発表した。
同大は昨年8月、山口陽一前学長が任期2年を残して今年3月で辞任することを表明したため、朝岡氏が同4月から、同大としては初めて理事長と学長を兼任する予定だと発表していた(関連記事:東京基督教大学、新学長に朝岡勝氏 来年4月から理事長と兼任)。
朝岡氏の辞任に伴い、新学長が決定するまでは山口氏が学長代行を務める。
これに先立ち、同大は1月、朝岡氏が体調不良であるとし、廣橋氏が3月まで理事長代理を務めるとホームページで発表していた。
一方、朝岡氏は4月以降も非常勤教員として同大の教育には従事するという。
廣橋氏は1967年生まれ、東京都出身。93年東京基督神学校(現同大)卒業。キリスト者学生会(KGK)主事、日本長老教会国分寺台キリスト教会、おゆみ野キリスト教会、佐倉王子台チャペル牧師などを歴任。現在、日本長老教会東関東中会所属教師、佐倉王子台チャペル、グレースセンターチャーチ仙台代理牧師。21年から日本長老教会派遣理事として東京キリスト教学園理事、常任理事を務めていた。
同大は、「新しい学長がスムーズに選出されるように、そして2024年度からの新たな体制において、TCUが引き続き大学改革を進めていくことができるように、お祈りいただければ幸いです」としている。