東京基督教大学(千葉県印西市)の山口陽一学長は2日、同大の公式サイトに「ウクライナのための祈り」を掲載した。
山口氏は、ロシアがウクライナに対する軍事侵攻を始めた現状について、「第3次世界大戦の端緒となりかねない危機的状況」と指摘。「国連の安保理事国が戦端を開き、隣国に侵攻したということは、これからの世界の秩序に大きな影響を与えることです」としている。
その上で、同大のコンセプト「Stand in the Gap 破れ口にキリストの平和を」に言及。「深刻な『Gap(破れ口)』が広がるウクライナの人々のために平和を祈りましょう」と呼び掛けている。
祈りは、新約聖書から「剣をもとに収めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます」(マタイ26:52)を引用した上で、「ロシアとウクライナの教会を守り、平和を作り出す者たちとして用いてください」「SNSなどでつながる世界の平和を願う祈りと行動が、戦争を止める力となりますように」など、具体的な9項目を提示。日本語と英語の2カ国語で記されている。