ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けて、日本バプテスト連盟は25日、深く憂慮し、平和を切に求めるとする祈りの文書を発表した。ロシアによる侵攻に「深い憤りと悲しみ」を覚えると述べ、「この軍事行為が一刻も早く終わり、かの地に住む人々に平和が戻ることを切に祈り求めます」とした。
ロシアの侵攻について、「ウクライナの独立国家の主権を踏みにじり、ロシア自ら署名したミンスク合意を破棄して、多くの市民の命を奪い、人々が大切に耕してきた地を血で染める軍事的暴挙」だと批判。「あなたの正義によって正されますように」と祈り、「今、この時、戦争という暴力により、命を脅かされ、恐怖の中に逃げ惑う人々のかたわらにあなたがいまし、一人一人の命を御手の中にお守りください」と願った。
さらに、ロシアとウクライナをはじめ、世界の為政者たちが「戦争という暴力による解決ではなく、対話による解決の道へと導かれますように。そして、戦地に立たされた兵士たちが、無益な争いから解放されますように」と願った。
「私たちは、一日も早くウクライナに平和が戻ることを祈り願い、心を合わせて祈ります」とし、「どうか、私たち一人一人の祈りと平和を願う心を強めてください。主よ、私たちを、イエス・キリストが成し遂げられた和解のつとめに仕える者、あなたの平和の道具としてください」と求めた。