ロシア軍がウクライナに侵攻を開始したことを受け、ウクライナの首都キエフに事務所を置く米キリスト教NGO「オペレーション・ブレッシング」が緊急支援活動を開始した。日本支部のオペレーション・ブレッシング・ジャパンは、「現地に平和的解決がもたらされ、ウクライナ市民の尊い命が守られるように共に祈りましょう」と、祈りの支援と寄付を呼び掛けている。
現地では、支援チームが市民に水と食料の配給を開始し、1家族1週間分の食料セット600袋を配布した。停電し、ライフラインが寸断された地域には20個の発電機を手配。すでに幾つかの発電機が地域の教会に設置され、重要なライフラインとなるスマートフォンの充電などに活用されているという。
また、東部の最前線付近では、長期的な食料配布プログラムを実施している。毎月60人以上の子どもと大人に、数千食を提供する計画だ。さらなる侵攻に備え、発電機と燃料も備蓄したという。
オペレーション・ブレッシングのゴードン・ロバートソン代表は、「24日朝に開始された軍事攻撃によって、ウクライナはすでに大変悲惨な状況に陥っています。食料、飲料水、医療品、燃料など、何もかも圧倒的に不足しています」と述べ、「今後数週間から数カ月にかけて、さらに多くの支援が必要になる」と訴えた。
ウクライナ緊急支援活動への寄付は、オペレーション・ブレッシング・ジャパンのホームページで受け付けている。