【CJC】ローマ教皇フランシスコは、自らが所属する修道会「イエズス会」が発行する雑誌「ラ・チビルタ・カットリカ」(イタリア語、カトリック文明)創刊170周年記念号に手書きのメッセージを寄せた。2020年1月の最初の号の表紙に掲載される。バチカン・ニュースが報じた。
メッセージ(日本語訳はCJC通信による)は次の通り。
「170年前、ピオ9世がイエズス会に『ラ・チビルタ・カットリカ』刊行を求めた。以来、同誌は誠実にピオ9世に随伴した。貴誌がわたしにも同じように助けの手を差し伸べてくれることに感謝する」
「貴誌へのわたしの希望は、神にあってクリエーティブであってほしい。新しい道を探り、雑誌を力づける新たな国際的展望にも感謝する。各ページから、互いに耳を傾け合う多くのフロンティアの声をわたしたちは聞く」
「言語、憎しみの争い、利己心、偏見に関して洞察力を持とう。とりわけ、浅薄な提案や抽象的な総合に満足することなく、今日のあふれるばかりの不安という挑戦を受け止めてほしい。神はそこでいつも働いておられる」