「戦後70年の今こそ、地上に平和を―痛みを知る神とともに―」をテーマに、9月21日(月祝)から23日(水祝)までの3連休に、第39回日本カトリック「正義と平和」全国集会2015東京大会が、東京カテドラル関口教会(東京都文京区)などで開かれる。カトリック東京大司教区主催、日本カトリック正義と平和協議会共催。同協議会によると、カトリック信者のみならず誰でも参加できるという。
初日21日は、同カテドラル大聖堂で開会式と基調講演、同カテドラルケルンホールで交流会が行われる。
翌22日は、四谷と目黒でパネル展示や出版物・物品の販売のほか、午前10時から20の分科会が四谷のカトリック麹町教会(聖イグナチオ教会)やニコラ・バレ修道院、岐部ホール、また目黒のカトリック目黒教会で開かれる。目黒教会では、正午からぴーす食堂(国際フードコート)も予定されている。
午後には、分科会・ワークショップ(1時半〜)とネットワークミーティング(4時半〜)が、麹町教会、ニコラ・バレ修道院、岐部ホールで開かれ、2時からは公開フォーラムがニコラ・バレ修道院9階ホールで、6時からはテゼの祈りが麹町教会マリア聖堂でそれぞれ行われる予定。
またこの日は、映画『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』(午前9時半〜)、DVD「カノンだより vol.1〜vol.4」(午後1時〜)、鎌仲ひとみ監督の作品(午後3時〜)の3つの自主上映会が、麹町教会のヨセフホールで行われる。映画『SAYAMA』の金聖雄(キム・ソンウン)監督と鎌仲監督は、それぞれ上映の際、トークや講演も行う。
最終日23日には、同カテドラル大聖堂で午前9時半からシンポジウムが、同11時から派遣ミサと閉会式が行われる。
同大会実行委員長の幸田和生・東京教区補佐司教は、大会パンフレットのあいさつ文で、「『正義と平和』はもともと旧約聖書からとられた言葉です」と記し、詩編85編11〜12節「慈しみとまことは出会い / 正義と平和は口づけし / まことは地から萌(も)えいで / 正義は天から注がれます」を引用。神の御心に従い、全ての人が人として尊重されることなしに、本当の平和はあり得ないなどとして、「この機会にあらためて、すべての人の人権が尊重され、平和な世界が実現されるためにわたしたちに何ができるか、ご一緒に学び、考えましょう」と述べている。
初日の交流会は参加費4000円、2日目の分科会は各1000円。いずれも事前申し込みが必要。また2日目の自主上映会はチケットが各1000円。その他は一般公開となっている。
事前参加申し込みは、パンフレットまたはホームページに記載されている情報を確認の上、ファックスで同実行委員会事務局(050・3737・9862)まで。締め切りは6月30日(火)。申し込み後、参加申し込み確定書が送付され、指定された期日までに費用を振り込む。一般公開の企画のみ参加予定の場合は、事前申し込みの必要はない。プログラムの内容や参加申し込みなど詳しくはホームページで。