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本屋ぴりぽの生い立ち

本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美

2015年2月22日07時14分 コラムニスト : 塚本春美
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塚本春美+

一番取り組みたかった事。本屋ぴりぽがオープンしてからチャレンジしてみたかった事は、教派を超えての牧師先生方のご招待です。セミナーや修養会、学びの会など、様々な集まりがあると思います。しかし、私が企画してみたいと思っていたのは、ただの食事会。ただ? そうです、無料で召し上がっていただき、食事をするだけの会です。玄関先で重い牧師という鎧? を脱いでいただき、主にある一兵卒として互いにお交わりいただく、ただそれだけのことです。そのような牧師の集まりを企画したいと、長年思ってきました。

しかし、当時は三重県の自宅まで片道約3時間余の道のりを公共交通機関で通っておりましたので・・・そうそう家を留守にするわけにもいかず、夫の定年を待って本屋ぴりぽのある自宅に戻ってから、というのが計画でした。というわけで、転勤の終わった現在はそのことに取り組むことができています。その名も「牧だべ」。牧師の駄弁る会、食べる会をもじったものです。いつも緊張と奉仕の日々を過ごしておられる先生方に日頃の感謝と喜びを表し、また互いに分かち合っていただきたいと思っての企画です。三重県の北部の先生方が集ってくださいます。

★2010年4月ハワイニューホープチャーチのアレックス・パシェコ牧師ご来店の折&2011、2010の牧だべ。牧だべは現在も進行形です。

本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美
通訳とパシェコ先生
本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美
本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美
本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美
2010牧だべ
本屋ぴりぽの生い立ち(6) 塚本春美
2011牧だべ

2013年の3月にハワイ在住の森繁昇さんをお招きしての第8回の「牧だべ」を開催して少し時間が経ちますが、その間も他のゲストを主が招いてくださり、食事会が持たれています。

転勤先より通っていた頃は、本屋の開店に間に合うように一目散に四日市を目指し、また、1週間過ぎた夜は、最終バスに乗り遅れないようにと帰宅を急ぎました。

冬の夜空の中で待つバスも本当に苦にならず、むしろそこに見える星の輝きが主からのご褒美のように見え、1週間ご奉仕ができた喜びで満たされていました。奉仕する場所と自宅が異なるというのは大変良いものだということを今、しみじみと思い返しております。と言いますのも、現在は自宅兼職場のような雰囲気の中で始まり、また終了していますので、なにやらオンとオフの境界線がないような気持ちです。もちろん奉仕にオンもオフもありません。日々生かされていること自体が主のご栄光を表す事ですから。

最後に、どうしてぴりぽという名が付けられたのかをご紹介しておきたいと思います。自宅を用いてのビジョンが与えられて、さあ、オープンを来年にと思い始めた頃、名前は? 本屋さんの名前をなんとする。「心の糧本屋? 読むパン屋? 心のパン?」など、なぜかパンと本屋が浮かび上がり、大いに迷いました。しかし、究極、いつも主の勝利。主が与えてくださった名はピリポでした。めったにそのネイミングの由来を聞かれたことはありませんが、何人かの方が聞いてくださいました。ここが証の出番! 主にご栄光をお返しするチャンスです。その名が決まった日のディボーションの箇所は使徒8章でした。主の使いに押し出されるようにして、ピリポがエチオピア人の高官に近寄り、「あなたは読んでいることがわかりますか」と質問します。そこで、その人は「導く人がいなければ、どうしてわかりましょう」と答える場面があります。この言葉が決め手でした。キリスト者が聖霊の導きを受け、書かれた本は全て聖書のサプリメントだとかねてより思っていた私は、導いてくれる本を紹介したい、このピリポのように「読んでいることがわかりますか」と問うていかなくては。そして、主に選ばれ、執筆をされた方々の本を紹介していかなくてはと、私自身どんなにこれらの先輩に助けられたでしょうか。鈍感な私がかろうじて聖書を理解できるのも、彼らのお陰です。主がひときわ哀れんでくださり、主にある良書を常に示してくださったからこそ、今のわたしがあります。

このようにして本屋は「ぴりぽ」と名付けられました。聖書は私たちの主によってつくられた人間のマニュアルです。全ての電化製品やあらゆる道具にはマニュアルがあり、その製品をつくった者が計画通りに最高の状態で動かすためにあります。聖書こそが、被造物の私たちが最高の状態で保てるために与えられた企画書であり、説明書です。私たちのためにあらゆるルールが示されています。しかし、時に聖書は玄米のように固く、なかなか噛み砕けない場合もあります。そのようなときにこそこのサプリメントの出番です。多くの信仰の先輩が時間をかけ、命をかけ、噛み砕いて記してくれています。それらの本を紹介できるのは本当に感謝なことです。本屋ぴりぽは三重県四日市の小さな街に、主が一粒の種を蒔かれ、今少しずつ根を張りつつあります。主が与えて下さっているこの小さなビジョンの行方はどこでしょう。根が張り移植に耐えられるようになると、きっとどこかにもっと養分が十分与えられる場所にお引越しかもしれません。もっと多目的に、三重県の小さな教会から大きな教会まで、自由に研修会や集まりや交わりが出来、地域の方が主の栄光を見るような本屋に成長させてくださる日を期待しながら。

「あなたのしようとすることを主にゆだねよ。そうすれば、あなたの計画はゆるがない」(箴16:3)

(終)

■ 本屋ぴりぽの生い立ち: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)

◇

塚本春美(つかもと・はるみ)

兵庫県生まれ。1984年三重県四日市市で受洗。家族は夫と子ども3人。2006年、夫の転勤先で現在の本屋ぴりぽのビジョンを主からいただき現在に至る。ライフ・ホープ・ネットワークのボランティアカウンセラー。

■ 外部リンク:

本屋ぴりぽのホームページ

ライフ・ホープ・ネットワークのホームページ

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:塚本春美
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