小さないのちを守る会の働き
聖書の愛を実践し、キリスト者としての社会的使命と責任を果たすために、1984年に小さないのちを守る会が誕生しました。そして地の塩・世の光として、次の活動をしています。
(1)中絶の防止
どのような経緯であっても、すべてのいのちには、人間の思いを遙かに超えた神の尊い計画と目的があります。「殺してはならない」(出20:13)という神の命令に従い、どのような経過の妊娠であっても、妊娠中の当事者に「産む使命」を果たすように説得し、可能な限りあらゆる援助をします。
(2)養子縁組の相談
産む使命を果たした当事者に、あらゆる面において積極的に援助します。そして、産みの親による養育が不可能な場合は、「小さないのち」を「わが子」として養育したいと願う家庭に、子の幸せを願い、法的にも「実子」として迎える特別養子縁組の相談の助けもします。
そして、いのちを与えられたいのちの創造主である神に感謝して行われる、教会祝福受入式、親子結びの式、親族結びの式の中に、いのちの主の臨在と祝福があり、いのちの始まる前から計画されている神の御心を確認し、賛美します。
血縁至上主義のわが国に、神の愛による愛情至上主義の家族が誕生し、新しい家族の夜明けの到来を夢見ます。
(3)中絶体験者への救いの提供
中絶による犠牲者は胎児だけではありません。過去に中絶を体験し、心身共に中絶の後遺症に悩んでいる当事者に、完全な救いを提供するために努力します。中絶後遺症からの完全な救いは、すべての罪科を赦す神の言葉、福音以外にないと信じます。
(4)聖書の教える「いのちと性」の教育
創造の冠であり、神の栄光の輝きである「いのちと性」のあり方を聖書から学びます。いのちは限りなく尊く、性もこの上なく祝福に満ちたものです。いのちと性の尊厳と祝福を確認し合います。
かけがえのないいのちです。そして性は人格の中心です。性=生=聖、を聖書から学び確認し、生命軽視と性秩序の乱れた時代に、いのちと性の自己管理とその祝福を分かち合います。そして、罪を悔い改め赦されることの喜び、聖霊の宮とされて新しいいのちに生きる道を示します。
■ 小さないのちと私たち~あなたに逢えてありがとう~: (1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)(9)
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辻岡健象(つじおか・けんぞう)
1933年生まれ。大学卒業後、7年間ビジネスマンとして実業界で活躍。神学校卒業後、20数年間牧師として奉仕。現在、いのちの尊厳を標榜し全国に3000人余の会員を有する「小さないのちを守る会」代表。特に現代のいのちの軽視と性の乱れに痛みをおぼえ戦いながら、中・高・大学、PTA、教育委員会、公民館、病院、ロータリークラブ、VIP、教会、各キャンプ等で講演活動。新聞雑誌等に寄稿し、テレビにも出演して現代社会における「いのちと性」のあり方について訴える。未婚女性妊娠問題等にも具体的な援助。中学・高校教員免許資格取得。教育学博士。著書に『小さな鼓動のメッセージ』他。趣味はスキー、マジック、腹話術。
■ 外部リンク:「小さないのちを守る会」ホームページ