井原博子
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主が与え、主が取られた(2) 井原博子
最初に父のことを書こうと思ったときには、父は脳内出血で倒れたとはいえまだ反応がある状態でした。それが脳梗塞を併発し、思ったより麻痺の進行が早く、しかも意識はあるので、目がいかにも無念そうです。
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主が与え、主が取られた(1)じっちゃんの名にかけて免許闘争 井原博子
ある農家を訪問したら、広い庭に軽トラックが置かれている。真っ白い新車だけれど、タイヤは四つとも外されて、地面に直接乗っていた。あら? と横目で見ながらチャイムを押し、応接間に通されると、テーブルや椅子が横倒しになり散乱している。
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ゴキブリキラーは天国へ行った(2) 井原博子
親戚中で一番品には欠けると、幼い私でさえ感じていた菊江おばさん。でも、小・中と成長するにつれ、私は彼女のことがだんだん好きになっていった。彼女はあけっぴろげで、子煩悩だった。
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ゴキブリキラーは天国へ行った(1) 井原博子
50年ほど前、目の前をゴキブリが走った。キングサイズの見事なゴキブリ。と、素早い手がそのゴキブリを捕まえ、ボキッと折ってごみ箱に捨てた。その間、わずかゼロコンマ何秒の早業。
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イエス・キリストに魅了された人(11)岩松、その後・・・約束を待ち望んで 井原博子
中川義雄さんは、1987年1月19日に天に召された。由子さんは、お父さんのことをこう記している。
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イエス・キリストに魅了された人(10)祈祷院の使命 井原博子
新垣牧師夫妻の願いは、中川さんを通して建てられた祈祷院が、もっと用いられることである。達也牧師は、天のお父さん(神様)が、なんでも備えて下さると自慢する。たとえば・・・。
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イエス・キリストに魅了された人(9)よかったなあ 井原博子
中川さんご夫妻が助け導いた人は多い。衣料品店店員の方からも、何人かクリスチャンが誕生した。
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イエス・キリストに魅了された人(8)花嫁の父 井原博子
さて、この辺でちょっといけずなことを書くと・・・。由子さんが結婚してからも私は時々お訪ねしていたが、中川義雄さんが達也先生にちょっとやきもち焼いているかなぁと思わないでもなかった。
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イエス・キリストに魅了された人(7)ハッピー・ブライダル――実現した第二のビジョン 井原博子
こうして、由子さんが祈っていたビジョンの第1段階が実現した。次は由子さんの伴侶である。常識的に考えて、これは難問だった。第一に、由子さんや私が卒業したTCCは、所属する教団の信仰と少し違うのである。
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イエス・キリストに魅了された人(6)会堂・祈祷院完成――第一のビジョン完成 井原博子
しかしその2年後、由子さんがTCCを卒業、岩松キリスト教会に赴任する形で帰ってから、にわかに会堂・祈祷院建設が具体的になっていく。
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イエス・キリストに魅了された人(5)娘の祈り 井原博子
さて、牧師館が建ったころ、娘の由子さんは中学生。そして高校卒業後、東京キリスト教短期大学(通称TCC。当時東京都国立市、現在は千葉県へ移転)に入学。伝道師になる訓練を受けた。
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イエス・キリストに魅了された人(4)牧師館 井原博子
まとまった資金がたまり、土地を買い取った時のことである。口約束の後、持ち主が言った。「中川はん、あんたのことはよう知っとるけん、契約書も金も、今日でのうてええ。また今度にしょうや」。その時、中川さんの心にするどく聖書の言葉が浮かんだ。
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イエス・キリストに魅了された人(3)中川衣料品店 井原博子
リヤカーでの行商が始まった。中川さんは、自分が人に良く騙されやすいので、どんな時も祈って神様の判断に従いながら衣料品を売って歩いた。
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イエス・キリストに魅了された人(2)死の床から、いのちとビジョンへ 井原博子
終戦間もない頃、中川義雄さんは病院のベッドにいた。見込みのない重症の結核患者を入れる部屋。そこに運ばれることは、死を意味していた。
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イエス・キリストに魅了された人(1)津島町の名物 井原博子
昔、愛媛県の西の端で、高知県との境目あたりの町に、中川衣料品店というお店があった。そこの店長、中川義雄さんは、毎年4月が近づくと、新入りのパートを捕まえて尋ねる。
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