経済的に困窮する単身者やひとり親世帯に食料品を無償配布する支援プロジェクトに取り組む東京都国分寺市の教会「ジーザス・コミュニティ」が、クリスマスを前に、これまで支援した中でも特に困窮している全国約1000のひとり親世帯に、マクドナルドのギフトカード500円分を各世帯人数分プレゼントした。
同封したクリスマスカードには、キリストのもとに来ることを励ます聖句と、近所にある教会のクリスマス集会に行くことを励ます言葉が添えられている。対象となるひとり親世帯が住む地域は、北海道から沖縄まで全国に及ぶ。先週も、支援を受け取ったひとり親世帯の依頼者から、次のような感謝のコメントが寄せられた。
「出産の経緯もいろいろあり、生きる希望も見えない中、ジーザス・コミュニティの方々からのケアパッケージに涙が出ました。0歳と1歳の子どもたちとしっかり生きていこうと改めて思えました。相談できる人や言葉を交わす人が周りにいなく、苦しかったのですが、手を差し伸べてくださる人がいるのだと思うと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」
今回のギフトカードを受け取った世帯からも、すでに次のような感謝のコメントが寄せられている。
「母子家庭であり、無職の私には限りなくうれしいです。自分は無宗教ですが、困った時、本当に助けてくださったのはジーザスコミニティ様です。感謝します」
「年度末までは苦しい生活となるので、クリスマスは何もできない予定でした。そんな時に届いたマックカード!子どもたち喜びます!!クリスマスはマックパーティーさせていただきますね!(中略)クリスマスの楽しみができました。本当にありがとうございました」
「思いがけないプレゼントに、大変感謝いたします。マクドナルド、子どもたちは本当に大喜びすると思います。少し早いサンタさんが来てくれたような気持ちです。食料支援をしてくださった後も、ずっと私たち家族のことを気にかけてくださっている方がいるのだと思うと、頑張る勇気になります。本当にありがとうございました!」
ジーザス・コミュニティの桜井知主夫(ちずお)牧仕(牧師)は、「ぜひ皆様の教会にも、このようなひとり親世帯の方々が親子連れで来会されるように、また、このクリスマスに近所の教会に行くひとり親世帯の方々が皆、温かく迎え入れられ、イエス・キリストを信じ、神から恵み深くしていただけるようお祈りください」と呼びかけている。
ジーザス・コミュニティでは、光熱費の高騰や物価の上昇により、生活困窮者の状況がさらに悪化していることを受け、支援プロジェクトの継続に必要な資金を集めるクラウドファンディングを12月末まで行っている。目標額は800万円。プロジェクトの詳細などは、クラウドファンディングのページを。