イエスがまだ群衆に話しておられると・・・だれかが言った。「・・・あなたのおかあさんと兄弟たちが・・・外に立っています。」・・・イエスは手を弟子たちのほうに差し伸べて言われた。「見なさい。わたしの母、わたしの兄弟たちです。天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです」(マタイ12:46〜50)
それから・・・会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。「この人は、こんな知恵と不思議な力をどこで得たのでしょう。この人は大工の息子ではありませんか。・・・」こうして、彼らはイエスにつまずいた。(マタイ13:54~57)
3度目の緊急事態宣言が4都府県に発令されました。同時に愛媛県でも「まん延防止措置」が適用され、警戒が一段と強まっています。「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう」(詩篇50:15)とあるように、試練の時こそ信仰を燃やして前進してまいりましょう。
聖書は、神につながった家族の素晴らしさを伝えています。2つのことを確認しましょう。
1. イエス様が認める家族
イエス様が群衆に教えておられるとき、その場にいた人が「あなたのおかあさんと兄弟たちが、あなたに話そうとして外に立っています」と伝えました。するとイエス様は弟子たちに手を差し伸べ、「父なる神のみこころを行う者はだれでも、わたしの兄弟、母です」とお答えになりました。神につながり、神の御心を行って人生を歩む者は、誰であっても神の家族であると教えられたのです。
私たちは、もともと神に背を向けた罪人であり、神の家族に入ることができない存在でした。しかし、イエス様を信じることによって神の子とされる特権を頂きました。教会に集って神の御心を受け止め、神に喜ばれるように生きる私たちは、神の家族の一員であり、兄弟姉妹です。主にある兄弟姉妹と共に歩めることを喜ぼうではありませんか。
2. イエス様に倣う
イエス様はご自分の郷里に行かれ、会堂で人々に教え始めました(13章)。しかし、その土地の人々はイエス様のことを「顔見知りの大工の息子」としか認めなかったのです。彼らの信仰を見て、イエス様はそこでは多くの奇跡をなさいませんでした。
私たちは、イエス様のことをどのように認めているでしょうか。イエス様こそ救い主であると信じ、はっきりと告白しましょう。イエス様はゲッセマネの園で「わたしの願いではなく、みこころのとおりにしてください」と祈り、神の御心を貫かれました。私たちも、いつも「イエス様だったらどう行動されるだろう」と想像してみましょう。そして、神の御心にかなう行動を選び取りましょう。
これからも自粛生活が続きます。神の家族である私たちは互いに祈り、励まし合い、イエス様に倣って神の御心を行う者となりましょう。
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