【CJC】ローマ教皇フランシスコが6月21日、スイス・ジュネーブの世界教会協議会(WCC)本部を訪問する。
教皇庁キリスト教一致推進評議会議長のクルト・コッホ枢機卿とWCCのオラフ・フィクセ・トヴェイト総幹事が2日、バチカン(ローマ教皇庁)で共同記者会見を行い、正式に発表した。
この訪問は、教皇フランシスコの着座5周年、WCCの創設70周年の記念に行われる。双方の一致を目指す約束の積み重ねを覚え、さらにその革新を図るもの。
トヴェイト総幹事は、「教皇のWCCとジュネーブへの訪問というニュースは、悲惨に分裂した世界で一致、平和、正義を求める人すべてにとって希望の印である。それはキリストの教会同士が、神に共に仕えるという共通の使命を確信できる印なのだ」と語った。
世界のカトリック信徒の総数は12億人に上る。WCCは、正教会、聖公会、ルーテル、メソジスト、改革派など348の加盟教会で構成されており、全世界5億人の信徒を擁している。