【CJC】シリアのバッシャール・アル・アサド政権が包囲を続ける首都ダマスカス郊外の反体制派支配地域「東グータ」で25日、空爆や地上攻撃が再開された。直前に国連安全保障理事会が30日間の停戦を呼び掛ける決議を採択したばかり。しかし米CNNは、現地病院の医師が「何も変わっていない」と訴えた、と伝えている。
ローマ教皇フランシスコは同日、アサド政権軍の攻撃を「非人道的だ」と批判。バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場に集まった信者ら1万5千人を前に、暴力の即時停止を訴えた。
東グータに対する執拗(しつよう)な空爆が18日に始まって以来、死者は520人を超え、負傷者は2500人余りに上っている。