【CJC】教皇フランシスコは26日夜、教皇として初のミャンマー訪問に向け、専用機でレオナルド・ダビンチ国際空港を出発し、27日午後にヤンゴン国際空港に到着した。空港には教皇訪問を歓迎するミャンマーのカトリック信徒らが集まった。
教皇は27日から3日間、ミャンマーに滞在し、同国の事実上の指導者アウン・サン・スー・チー国家顧問やミン・アウン・フライン国軍最高司令官と会談する。ロヒンギャ問題の早期解決も促すとみられる。
30日にはバングラデシュへ移動し、首都ダッカでミャンマーから逃れてきたロヒンギャ難民と面会する見通し。教皇のバングラデシュ訪問は、1986年のヨハネ・パウロ2世以来となる。
教皇はミャンマー滞在中、同国に約320万人いる少数派のキリスト教徒についても権利向上を訴える見通し。29日にはヤンゴン市内でミサを予定している。しかし市内でのミサは、多数派の仏教徒の反発を招きかねないと危惧する声もある。